片持スラブの先端荷重の指定方法を教えてください。 [文書番号 : NBUS00026]

概要
指定方法を説明します。
回答
BUS-6seriesでは、片持スラブ形状の入力時に、先端の線荷重や先端に作用する重量を登録し指定していました。
構造モデラ―+NBUS7では、片持スラブへ[特殊スラブ荷重]を配置する仕様としました。

例えば、片持スラブ先端の手摺荷重であれば、[特殊スラブ荷重]の点荷重や線荷重をご利用ください。

※特殊スラブ荷重を配置する際は、構造モデル図の表示を『構造プラン』としてください。
 特殊スラブ荷重の計算上の載荷位置は、構造プランの背景で確認できます。


操作
[材料・荷重]→[特殊荷重]→[特殊スラブ荷重]→[配置]→タブ:点荷重・線荷重・面荷重のいずれかを選択します。
荷重条件を指定し、上段の[配置]ボタンを押し下げます。
入力画面の伏図(構造モデル図)・フレーム図(構造モデル図)より
配置箇所を選択し、配置してください。

入力例の図では
X方向では始点・終点の指定で線荷重の水平方向の範囲を指定しています。
Y方向では片持スラブの出の長さ700㎜をオフセット距離に指定し、片持スラブ先端に線荷重を配置しています。




配置を[削除]する方法
入力画面上段の[編集]の[削除]ボタンを押し下げ、該当の「特殊スラブ荷重(線荷重)」を選択してください。



※片持ばりへの特殊荷重の配置については「特殊片持ばり荷重」をご利用ください。
参考
出力指定
[一貫計算]または[上部計算]→[出力指定]→タブ:入力データ書より
 項目:I-7.3.特殊スラブ荷重 で登録荷重の出力を指定します。
 項目:I-7.7 特殊荷重配置 で配置の出力を指定します。

計算実行後、「入力データ書」に下記の項目が生成されます。
 項目:I-7.3 特殊スラブ荷重
 項目:I-7.7 特殊荷重配置


計算編マニュアル
特殊スラブの荷重の扱いについてはマニュアルの下記項目をご参照ください。

構造モデラ―+NBUS7 Ver.3 計算編 マニュアル
 2023 年 10月 初版発行
 項目:5.1.10 特殊荷重 3)特殊スラブ荷重の計算

補足
ヘルプの活用
1)構造モデラ―+NBUS7 を起動します。
2)[ヘルプ]→[ヘルプの起動]より、ヘルプを起動し、タブ:検索で『特殊スラブ荷重』を検索します。
3)『特殊スラブ荷重』の項目を参照し、配置を参照しますと、指定方法の詳細が確認できます。

※特殊スラブ荷重:配置のヘルプ文中の『点荷重、線荷重、面荷重』のキーワードを選択しますと各荷重についての詳細もご確認いただけます。




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文書情報

製品カテゴリ: 構造モデラー+NBUS7/+基礎/+COST 最終更新日: 2023-11-07
バージョン: 構造モデラーシリーズ Ver.1.x,
文書番号: NBUS00026
分類: 操作・入力


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