柱と壁が連続する場合のQsu1~Qsu4、Qmu 計算時に弾性応力解析の結果を用いた反曲点高さは選択できますか? [文書番号 : DOCR00828]

概要
指定により選択できます。
回答
柱と壁が連続する場合の反曲点高さ計算は2001年RC造耐震診断基準・同解説 p37では
『反曲点高さ比の計算は、別途弾性応力解析、塑性解析の結果を用いてよいものとする。 なお、弾性応力解析等を行わない場合は、下式(略算式)により算定する』
とあり、弾性応力解析による反曲点高さ計算を原則としています。

参考:2001年RC造耐震診断基準・同解説 p37

弊社では弾性応力解析による反曲点高さを計算するため下記の計算方法を設けました。
この計算方法は建築防災協会の評価取得時に評価範囲内の機能として認められています。

【反曲点高さの計算方法】
柱と壁が連続する場合のQsu1~Qsu4、Qmu 計算時、下式により反曲点高さを算定します。
反曲点高さの基点は床位置とします。ただし、腰壁が取り付く場合は腰壁上部の危険断面位置とします。



            ここに、
            M:弾性応力解析結果の地震時柱脚曲げモーメント(柱下端の節点モーメント)
            Q:弾性応力解析結果の地震時柱せん断力
            P:柱脚危険断面位置高さ(柱下端の節点位置から危険断面位置までの距離)


弾性応力解析結果による反曲点高さ

操作
『弾性応力解析の結果を用いた反曲点高さ』を選択する方法
【操作】
[耐震診断]→[計算条件]→[耐震診断計算条件]より、タブ:1、2次診断を選択し 「そで壁付柱の反曲点高さの取り方」にて、『弾性解析結果』を選択してください。

また、下記操作によりフェイス位置の曲げ応力及びせん断応力を確認することができます。

『応力図』を確認する方法
【操作】
[ウインドウ]→[応力図]より、表示画面上で右クリック『応力図の表示設定』を開き、タブ:全般 →フェース位置の表示(水平荷重時のみ)の選択を行い、「OK」を押して下さい。フェイス位置の曲げ応力及びせん断力が確認できます。
参考
・DOC-RC/SRC Ver9 概要編マニュアル 2019 年 9 月 第2刷発行
 3章-61頁:大項目: 3.4.6 柱と壁が連続する場合の反曲点高さ
       中項目:「2017 年版RC診断基準」による場合
        小項目:2)弾性解析結果による場合

・2001年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 同解説 平成17年2月25日2001年改訂版発行6刷発行
 37頁-38頁 大項目:3 柱と壁が連続する場合
       中項目:(2)反曲点高さの計算
 231頁   大項目:付則3 柱と壁が連続する場合
       中項目:(2)反曲点高さの算定

・既存建築物の耐震診断・耐震補強設計マニュアル 2012年版 <上巻> p351~p352 、p360~p369
関連文書
DOCR00829 『弾性応力解析の結果による反曲点高さ』とした場合で柱頭の曲げ応力が柱脚の曲げ応力より大きい場合、反曲点高さ(hcwo)はどのように計算しますか。



文書情報

製品カテゴリ: DOC-RC/SRC 最終更新日: 2020-04-14
バージョン: DOC-RC/SRC[ver.9.x],
文書番号: DOCR00828
分類: 計算方法


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