そで壁付き柱の反曲点高さの計算方法について 連層扱い(付3-1)式と単層扱い(付3-2)式がありますが選択できますか? [文書番号 : DOCR00851] 概要
選択できます。操作方法について説明します。 回答
DOC-RC/SRC Ver9.0.9.0 DB6.9.1.0 (公開:2018年2月)以降 『2017年版RC造診断基準』に対応していますが 袖壁の反曲点高さの計算方法については『連層扱い』のみとしていました。 DOC-RC/SRC Ver9.0.70.0 DB7.0.1.0 (公開:2019年7月)以降 「2017年版RC診断基準」を選択した場合のみ 袖壁の反曲点高さの計算方法に『単層扱い(付3-2)』を追加しました。 『連層扱い(付3-1)』と『単層扱い(付3-2)』の何れかを選択できます。 下記の【操作】により指定できます。後述の計算方法、計算結果を合わせてご参照ください。 【操作】 共通条件として考慮する場合 メニュー[耐震診断]→[計算条件]→[耐震診断計算条件]→〔1、2次診断〕タブ 反曲点高さの取り方 :そで壁付き柱 RC造:「診断基準」とし「連層式」、「単層式」のいずれかを選択します。 >ご注意< 省略値は『弾性解析結果』としています。指定には「診断基準」への変更が必要です。 個別に考慮する場合 メニュー[耐震診断]→[部材指定]→[そで壁付き柱高さ直接入力]の利用をご検討ください。 「反曲点の扱い」について 該当部材に「反曲点の扱い」の「連層扱い」、「単層扱い」を指定し追加登録します。 「そで壁付き柱高さ」について 「反曲点の扱い」の指定に応じ自動計算します。 直接入力を利用する場合は自動のチェックを外し、そで壁付き柱高さを指定します。 直接入力値の1/2を反曲点高さとします。 参考
【計算方法】 DOC-RC/SRC Ver.10 概要編マニュアル 2021年 3月 初刷発行 項目:3.4.6 柱と壁が連続する場合の反曲点高さ 2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 同解説 平成29年7月1日2017年改訂版発行 中項目:3.1.2反曲点高さの仮定 小項目:(1)上層に同様の袖壁付き柱が連続している場合 (付3-1)式 小項目:(2)単層の場合、あるいは連層であっても単層扱いが適当である場合 (付3-2)式 中項目:3.1.2反曲点高さの仮定 【解説】 2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 適用の手引き 平成29年7月1日2017年改訂版発行 中項目:4.5鉛直部材の反曲点高さ 小項目:(2)袖壁付柱の反曲点高さ 2017年改訂版 実務者のための耐震診断マニュアル 平成29年11月 一般財団法人 建築士事務所協会 中項目:(3)袖壁の耐力等の計算 【計算結果】 【グラフィック出力】 大項目:10.1 保有性能基本指標(※加力時) 中項目:10.1.1 部材の終局強度と靭性能(※加力時) 小項目:(1)計算結果(※加力時) 小項目:(2)結果内訳(※加力時) ※は検討方向として、正・負の何れかが記載されます。 【CSV形式ファイルの詳細出力】 [耐震診断]→[CSV形式ファイルの出力]→[せん断終局強度Qsu一覧] より 一覧で各部材の検討方向に考慮した反曲点高さを確認できます。CSV形式出力上、反曲点高さをhcw0と表現しています。 [耐震診断]→[CSV形式ファイルの出力]→[曲げ終局耐力MU一覧]より 一覧で各部材の検討方向に考慮した反曲点高さ(hcw0)を確認できます。CSV形式出力上、反曲点高さをhcw0と表現しています。 [耐震診断]→[CSV形式ファイルの出力]→[終局強度の個別出力]より 確認する検討方向、柱にチェックを入れ、部材の配置軸を指定し[OK]を押します。 CSV形式出力で部材毎の詳細結果を確認できます。 【補足】 概要編マニュアルの参照方法 [ヘルプ]→[ヘルプの目次]を開き BUSシリーズ ヘルプ より ■DOC-RC/SRCVer.10・・・の [概要編(Ver10)]ボタンをクリックします。 PDF形式の資料が開きます。該当頁をご参照ください。 関連文書 DOCR00857 プログラムのマニュアルの参照方法を教えてください。文書情報
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