間柱は断面計算の対象となりますか。 [文書番号 : NBUS00054]

概要
間柱は断面計算の対象となります。注意点や関連する操作をご説明します。
回答
間柱の断面計算について

間柱は断面計算の対象となります。
また、座屈長さ係数の直接入力、横つなぎ材の配置を行えます。


座屈長さ係数の指定
 1)タブ:[構造モデル]→[構造プロパティ配置]→[配置]を選択します。
 2)構造プロパティダイアログの上段で「種別:S柱」を選択します。
 3)タブ:断面特性より、下段の『座屈長さ係数K』で入力値を選択し、係数の値を直接入力します。
 4)構造モデル図より該当部材を選択し配置します。

横つなぎ材の配置
 1)タブ:[構造モデル]→[柱モデル]→[横つなぎ材]を選択します。
 2)[横つなぎ材]のダイアログより[配置]を選択し、方向毎に考慮する横つなぎ材の本数・ピッチを指定します。
 3)構造モデル図より該当部材を選択し配置します。


【注意】
 ・座屈長さの直接入力は設けていません。
 ・風荷重時の解析モデル、風荷重時の断面計算には考慮しますが
  部材毎の風圧力による検討は行いませんので別途計算が必要です。


詳細
断面計算結果(細長比の計算結果等)
 出力項目:7.5.3 S造柱の断面検定表 (3) 断面計算結果


変位図の確認方法
 NOUT [応力計算]→[変位図]より変位図を参照します。
 変位図の右上の[表示選択]より、フレーム、荷重ケース、加力方向を指定し参照できます。

 ・表示する値等の変更は、リボンメニューのタブ:表示、タブ変位を開き参照する項目をご指定ください。
 ・3D表示とする場合は[表示選択]のフレームの欄で[全体]を選択してください。
  3D表示の回転操作はキーボードの[Ctrl]+矢印または[Ctrl]+左ボタンドラッグとなります。

応力図の確認方法
 NOUT [応力計算]→[応力図]より応力図を参照します。
 ・図の切り替え方法は変位図と同様です。

補足
部材毎の詳細な結果の確認方法

特定の間柱を検証する場合は
『断面計算の指定』『計算過程のCSV出力』『荷重ケース毎の結果帳票出力』をご活用ください。
『断面計算の指定』『計算過程のCSV出力』の指定を行います。
計算実行時に「断面計算指定を行った部材を計算」を選択し実行します。


『断面計算の指定』、『計算過程のCSV出力』の指定
 1)構造モデル図を開き、構造プロパティから[種別:S柱]を選択します。
 2)タブ:断面計算より、[断面計算の指定]にチェックを入れ、[指定する]を選択します。
 3)構造モデル図より該当の間柱を選択し、[配置]ボタンにより、断面計算対象に指定します。




例:断面検定計算のみを実行した場合
【操作】
タブ:[上部計算]→[計算実行]→[断面計算]→[断面検定計算]を実行します。






『荷重ケース毎の結果帳票出力』
[断面計算]-[計算過程のCSV出力]で「出力する」に設定されている部材を対象に
計算対象となるすべての応力組合せ荷重ケースに対する計算結果帳票を出力します。

【操作】
NOUT から [ホーム]→[出力項目]→[断面計算]→[荷重ケース毎の結果帳票出力]を実行します。
出力項目:7.5.3 S造柱の断面検定表をご参照ください。






『計算過程のCSV出力』
計算過程の詳細をご確認頂けます。
生成された下記のファイルをご参照ください。

 ・S柱.CSV
 ・柱の座屈長さ.CSV

※CSV形式出力の確認方法は、関連文書 : NBUS00024をご参照ください。
参考
【計算編マニュアル】
構造モデラ―+NBUS7 Ver.3 計算編 マニュアル
 2023 年 10月 初版発行

 項目:5.1.2 部材の自重計算
    □間柱
 項目:5.2.2 S造のモデル化
    5.2.2.2 間柱のモデル化
 項目:6.5.1 S造柱の断面計算
関連文書
NBUS00008 構造モデラ―シリーズの計算編マニュアルの参照方法を教えてください。
NBUS00024 断面計算結果の詳細を確認できますか。
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NBUS00053 間柱に鉛直荷重時も軸方向剛性を考慮できますか。



文書情報

製品カテゴリ: 構造モデラー+NBUS7/+基礎/+COST 最終更新日: 2023-11-07
バージョン: 構造モデラーシリーズ Ver.1.x,
文書番号: NBUS00054
分類: 操作・入力


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