断面計算結果の詳細を確認できますか。 [文書番号 : NBUS00024]

概要
「計算過程のCSV出力」を設けています。参照方法を説明します。
回答
+NBUS7では断面計算結果の詳細をご確認いただけるよう『計算過程のCSV出力』を設けました。
構造規定のチェックからはじめ、一連の断面計算の過程をCSV形式で出力しています。
下記がCSV形式の出力一覧となります。
後述では『RC柱.CSV』の参照方法を例に操作方法を説明します。ご活用ください。

CSV形式出力一覧

【RC造】
RCはり.CSV
RCはり_使用上の支障があるたわみの確認.CSV
RC柱.CSV
RC壁.CSV
RC柱はり接合部.CSV
RC柱_〇_MN 曲線.CSV

【SRC造】
SRCはり.CSV
SRCはり_使用上の支障があるたわみの確認.CSV
SRC柱.CSV
SRC壁.CSV
SRC柱はり接合部.CSV
SRC非埋込み柱脚.CSV
SRC埋込み柱脚.CSV
SRC柱_〇_MN 曲線.CSV

【S造】
Sはり.CSV
Sはり_保有耐力横補剛の検討.CSV
Sはり_使用上の支障があるたわみの確認.CSV
S柱.CSV
S鉛直ブレース.CSV
S水平ブレース.CSV
S柱はり接合部.CSV
S柱はり耐力比.CSV
S露出柱脚(ピン柱脚).CSV
S露出柱脚(固定柱脚).CSV
S埋込み柱脚.CSV
S根巻き柱脚.CSV
S埋込柱脚の基礎コンクリートの補強筋の検討.CSV
S露出柱脚の崩壊メカニズム時の安全性の検討.CSV
S露出柱脚の破断防止の検討.CSV
柱の座屈長さ.CSV
S柱_〇_MN 曲線.CSV
S露出柱脚_〇_MN 曲線.CSV

【CFT造】
CFT柱.CSV
CFT柱_〇_MN 曲線.CSV



【補足】
・MN 曲線.CSVのファイル名の「〇」には階名が記載されます。

・RC柱はり接合部.CSVは当該接合部に取り付くRCはりが断面計算の対象となっている、かつ『計算過程のCSV出力』の指定が出力する、となっている場合に出力されます。はりの指定を参照する理由は、構造プロパティに[柱はり接合部]の項目を設けていないためと主軸x方向y方向別に計算を実行し出力できるようにするためです。


操作
例『RC柱.CSV』の参照方法

1)『計算過程のCSV出力』の出力対象となる部材の指定

 ①リボンメニューの[構造モデル]→[構造プロパティ]→[配置]を選択、ダイアログ上段より、構造種別名(例:RC柱)を選択します。
 ②タブ:断面計算より、『断面計算の指定:指定する』、『計算過程のCSV出力:出力する』にチェックを入れ選択します。
 ③構造モデルの伏図またはフレーム図より、結果を参照する部材(例:RC柱)をクリックし選択します。



 ※『計算過程のCSV出力』の指定を除く方法
  ①リボンメニューの[構造プロパティ]を押し、[参照]ボタンを押し下げます。
  ②構造モデルの伏図またはフレーム図より該当の部材をヒットします。
  ③[構造プロパティ]のタブ:断面計算より、『計算過程のCSV出力』のチェックを外します。
  ④[構造プロパティ]の上段[適用]ボタンを押します。
  ⑤次に[終了]ボタンを押し[構造プロパティ]を閉じます。


2) 断面計算の実行

 例:断面検定計算を実行
 リボンメニューの[上部計算]→[計算実行]→[断面計算]→[断面検定計算]を実行します。




3) 計算結果の参照

  CSV形式の詳細出力では、構造規定のチェック、一連の断面計算過程を出力しています。

  【 NOUT 】のリボンメニューから参照する方法
  [ホーム]→[断面計算]→[計算過程のCSV出力]より、各CSV形式出力を選択し参照できます。





  【 NOUT 】のファイルビューから参照する方法
  ファイルビューの参照ツリーから、[断面計算]→[計算過程のCSV出力]より、各CSV形式出力を選択し参照できます。


【注意】
出力対象について
選択した部材すべてを1つのCSV形式ファイルに出力します。
出力過多となる場合は個別の部材毎に結果をご参照ください。

計算時間について
計算過程のCSV出力は、指定された部材を計算しながら、逐次その計算過程をCSVファイルに出力しますので 指定した部材数に応じ計算時間が長くなります。計算過程を確認したい特定の部材のみを指定することをお勧めます。
建物規模や部材数によりますが、すべての部材を指定しますと計算時間が長くなることが予測されます。ご注意ください。

補足
表計算エディタの検索機能の利用例

例えば、『RC柱.CSV』では各荷重ケース表題の先頭に「■■■」を記載しています。
エクセルの検索機能で「■■■」を検索しますと、各荷重ケースの一覧が検索できます。
検索結果の項目をクリックし選択しますと、エクセル表中の該当を確認できます。






『MN 曲線.CSV』の利用方法について

構造モデラーシリーズ Ver.1.3.5.x リリースノート』に利用方法の詳細を記載しています。
CSV出力からMN曲線を作図する方法を記載しています。ご参照ください。
 ※リリースノートの参照方法は文書番号:NBUS00010 をご確認ください。


参考
【目 次】の大項目、中項目をご紹介します。
マニュアルの構成の確認にご利用ください。

構造モデラ―+NBUS7 Ver.3 計算編 マニュアル
 2023 年 10月 初版発行

【目 次】
第6章 断面計算
 6.1 断面形状
 6.2 断面計算位置
 6.3 RC造部材の断面計算
 6.4 SRC造部材の断面計算
 6.5 S造部材の断面計算
 6.6 CFT造部材の断面計算
 6.7 告示のたわみの計算(使用上の支障防止の確認)

【ヘルプ】
 [計算結果の概要]→[計算結果の種類]→[断面計算]→[計算過程のCSV出力]よりご参照ください。

関連文書
NBUS00008 構造モデラ―シリーズの計算編マニュアルの参照方法を教えてください。
NBUS00010 機能追加や変更点、修正記録の確認方法を教えてください。
NBUS00011 『ヘルプ』の参照方法を教えてください。
NBUS00025 部材耐力計算の詳細を確認できますか。



文書情報

製品カテゴリ: 構造モデラー+NBUS7/+基礎/+COST 最終更新日: 2024-02-02
バージョン: +NBUS7 Ver.3.x,+NBUS7 Ver.2.x,+NBUS7 Ver.1.x,
文書番号: NBUS00024
分類: 計算結果


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