1) 二次部材の部材リストで配筋を指定する方法
1-1) [プロジェクト]→[プロジェクト概要]→タブ:建物概要より
二次部材で「鉄筋を入力する」にチェックを入れ選択します。
下段の[OK]を選択し指定を有効とします。
1-2) 1-1)の指定により、『RC小ばり、スラブ、片持スラブ』の部材リストで
配筋の指定欄が有効となりますので配筋を指定します。
『S小ばり』については、断面寸法の入力を考慮します。
※S小ばりの端部等の接合部は、計算対象外のため指定項目を設けていません。
2) 二次部材を断面計算の対象とする方法
2-1)共通条件で全ての部材を断面計算の対象とする方法
[上部計算]→[計算条件▼]→[二次部材計算条件]→タブ:RC小ばり、スラブ、S小ばりより
断面計算条件:断面計算の指定で『指定する』を選択します。
※初期値は『指定しない』となっています。変更が必要です。
※全ての部材を断面計算の対象とする場合
次項の「個別条件で部材毎に断面計算の対象とする方法」の操作は不要となります。
2-2)個別条件で部材毎に断面計算の対象とする方法
構造プロパティで、断面計算の指定:指定する を選択し該当の部材に配置します。
この時、共通条件の断面計算の指定を『指定しない』としても個別指定は有効となります。
スラブを例に説明します。
【操作例:スラブ】
[構造モデル]→[構造モデル]→[構造プロパティ配置▼]より、構造プロパティを起動します。
部材の種別でスラブを選択し、断面計算の指定:スラブ を選択します。
配置ボタンを押し下げ、該当のスラブを選択し配置します。
3) 二次部材の計算を実行する方法
3-1)一貫計算で『検定計算』を実行する方法
[一貫計算]→[連続計算]を選択した場合は
「二次部材計算を実行する」にチェックを入れます。
「全部材を計算」を選択した場合
2-1)の共通条件、2-2)の個別条件の断面計算指定「する」「しない」に関わらず
全部材を計算します。
(主架構部材の断面計算と同様の動作としています。)
「断面計算指定を行った部材を計算」を選択した場合
2-1)共通条件で二次部材計算条件:断面計算『指定する』とした場合
2-2)の個別条件で断面計算指定「計算条件による」「指定する」とした二次部材を計算します。
2-1)共通条件で二次部材計算条件:断面計算『指定しない』とした場合
2-2)の個別条件で断面計算指定「指定する」とした二次部材を計算します。
(主架構部材の断面計算と同様の動作としています。)
【補足】
[一貫計算]→[一貫計算]を実行した場合
[一貫計算]では「二次部材計算を実行する」にチェックを入た場合
全部材を断面計算の対象とします。
そのため、計算実行時に「断面計算-出力指定」により、出力対象とする部材の制限を行っても
「13.2.2及び13.3.2検定比図」、「§15 メッセージの一覧(詳細)」には全部材を出力します。
「断面計算-出力指定」により『断面計算指定を行った部材を出力』とした場合は
「13.2.3 RC造小ばりの計算結果」
「13.2.4 S造小ばりの計算結果」
「13.3.3 スラブの計算結果」
「13.3.4 片持スラブの計算結果」
「13.3.5 出隅片持スラブの計算結果」
に指定した部材※のみを出力します。
※前述の[連続計算]の「断面計算指定を行った部材を計算」と同じ部材を対象とします。
3-2)個別計算で『検定計算』を実行する方法
[上部計算]→[二次部材計算]→[断面検定計算]を選択します。
『計算対象部材』を選択し、計算結果を確認します。
3-3)個別計算で『算定計算』を行い、部材リストに結果を反映する方法
下記の順で操作します。
1)算定計算の実行
[上部計算]→[二次部材計算]→[断面算定計算]を選択します。
グループ出力の指定で「グループ出力(層別)」または「グループ出力(全体)」を選択し
計算を実行します。「個別指定」では、後述の2)の指定が有効となりません。
2)算定結果の反映
[上部計算]→[二次部材計算]→[断面算定結果の編集]を選択します。
ダイアログの設定後に[実行]を選択しますと算定結果を「RC小ばりリスト」「スラブリスト」
「片持スラブリスト」に反映します。
【注意】
[一貫計算]→[連続計算]でグループ出力の指定で
「グループ出力(層別)」または「グループ出力(全体)」を選択しても
2)算定結果の反映の[断面算定結果の編集]は実行できません。ご注意ください。
1)構造計算書出力項目
§13 その他の部材
13.1 計算方針
(1) 計算方針
2) 計算種別
3) 準拠規準
4) 検定用応力組合せ一覧
13.2 小ばり
13.2.1 部材番号配置図
13.2.2 検定比図
13.2.3 RC 造小ばりの計算結果
13.2.4 S 造小ばりの計算結果
13.3 スラブ
13.3.1 部材番号配置図
13.3.2 検定比図
13.3.3 スラブの計算結果
13.3.4 片持スラブの計算結果
13.3.5 出隅片持スラブの計算結果
2)CSV形式出力による詳細値の出力方法
断面計算結果の内訳
NOUTより、[ホーム]→[二次部材計算▼]→[計算過程のCSV出力]を選択します。
構造プロパティで、『計算過程のCSV出力:出力する』 を選択した部材について
計算実行後、CSV形式で計算結果の内訳を出力できます。
操作例:計算結果のCSV形式出力(小ばり)
3)CMQ図、応力図、検定用応力図の計算結果値の出力
NOUTより、[ホーム]→[二次部材計算▼]→[CMQ図]、[応力図]、[検定用応力図]のいずれかを選択します。
リボンメニューに選択した項目名のタブが表示されますので『外部出力:CSV』を選択し
結果の一覧を確認します。
【注意】
二次部材の転送
構造モデラーシリーズで配置した二次部材について
KozoToolシリーズ/2次部材構造計算 KT-SUBに転送する機能を設けておりません。