間柱のモデル化について
構造モデラーシリーズ Ver.1.2.3.5(2021年9月公開)以前
『水平荷重時』のみ自動で軸方向剛性を考慮していました。
構造モデラーシリーズ Ver.1.2.4.0(2021年10月公開)以降より
『鉛直・水平荷重時』、『水平荷重時』の何れかを選択し軸方向剛性を考慮できます。
【操作】
1)[部材プロパティ]で項目をS柱とし、[参照]を有効とします。
2)意匠モデル図より該当の間柱を選択します。
3)[鉛直・水平荷重時のモデル化(間柱のみ)]をチェックします。
『鉛直・水平荷重時(省略値)』、『水平荷重時』の何れかを選択します。
4)上段の[適用]を選択し指定を変更します。
※[部材プロパティ]の使用方法は関連文書 : NBUS00042をご参照ください。
以下のようにモデル化します。
『鉛直・水平荷重時(省略値)』とした場合
・剛性計算は柱と同様に行います。鉛直荷重時、水平荷重時に軸剛性を考慮し軸力を負担します。
・特殊柱荷重の間柱への配置は考慮します。
・はりに接続する位置の間柱の柱頭・柱脚をピン接合とします。
端部の接合状態は[端部接合状態]の指定で変更できます。
『水平荷重時』とした場合
・剛性計算は柱と同様に行いますが、鉛直荷重時はモデル化を行わず剛性に考慮しません。
水平荷重時は剛性に考慮し軸力を負担します。
・特殊柱荷重の荷重ケースで「固定(DL)」、「積雪」の荷重は
間柱へ配置されても鉛直荷重時はモデル化を行わないため考慮しません。
・はりに接続する位置の間柱の柱頭・柱脚をピン接合とします。
端部の接合状態は[端部接合状態]の指定で変更できます。
端部の接合状態の指定方法
タブ:[構造モデル]→[構造プロパティ配置]の部材種別「Sはり」を選択します。
上段の[配置]を選択し「モデル条件」タブの「端部接合状態」の接合タイプを選択します。
該当の部材へ配置します。