結露対策等級 構造熱橋部に関する対策の要件をクリアする方法 [文書番号 : SAVE00106]

概要
結露対策等級の要件の1つである、構造熱橋部に関する対策の要件をクリアする入力方法を解説します。
詳細
構造熱橋部に関する対策としては、構造熱橋部に断熱補強を行うことが求められています。

断熱補強基準
等級
4 鉄筋コンクリート造等の住宅の床、間仕切り壁等が断熱層を貫通する部分に断熱補強を内断熱工法、外断熱工法の住宅にあってはそれぞれ以下の表に定める基準値以上行うこと。

内断熱工法断熱補強基準値
構造熱橋部の形状 断熱補強の部位・範囲[mm]・
熱抵抗の基準値[m2K/W]
地域区分
1・2345
構造熱橋部の梁、柱が室内側に突出している場合 床面 断熱補強の範囲500200150125
断熱補強の熱抵抗の基準値0.40.10.10.1
壁面 断熱補強の範囲100
断熱補強の熱抵抗の基準値0.1
構造熱橋部の梁、柱が室外側に突出している場合 床面 断熱補強の範囲2007550
断熱補強の熱抵抗の基準値0.20.10.1
壁面 断熱補強の範囲1507550
断熱補強の熱抵抗の基準値0.20.10.1
構造熱橋部の梁、柱が室内側、室外側いずれにも突出していない場合 床面 断熱補強の範囲20010075
断熱補強の熱抵抗の基準値0.20.10.1
壁面 断熱補強の範囲2007575
断熱補強の熱抵抗の基準値0.20.10.1
※「床面」には、天井面、屋根面の場合も含む

外断熱工法断熱補強基準値
構造熱橋部の形状 断熱補強の部位・範囲[mm]・熱抵抗の基準値[m2K/W] 地域区分
1・2
構造熱橋部の梁、柱が室内側に突出している場合 床と壁の取り合い部 断熱補強の範囲75
断熱補強の熱抵抗の基準値0.1
構造熱橋部の梁、柱が室内側、室外側いずれにも突出していない場合 壁と屋根の取り合い部 断熱補強の範囲50
断熱補強の熱抵抗の基準値0.1
解説
SAVE-住宅においては、下記いずれかに該当すれば、構造熱橋部に関する対策の要件をクリアすることができます。
  • すべての構造熱橋部が上表の基準を満たしているか、「‐」になっている欄に該当する
  • 上表にない地域区分である
  • 構造熱橋部が存在しない住戸である
  • RC造以外の構造である
関連文書
SAVE00102 断熱補強の設定方法(RC造)
SAVE00104 結露対策等級 防湿層に関する対策の要件をクリアする方法
SAVE00105 結露対策等級 RC造内断熱の場合の対策の要件をクリアする方法
SAVE00107 結露対策等級 通気層に関する対策の要件をクリアする方法



文書情報

製品カテゴリ: SAVEシリーズ 最終更新日: 2016-07-08
バージョン: SAVE-住宅 Ver.3.5,SAVE-住宅 Ver.3,
文書番号: SAVE00106
分類: 操作・入力


kozoStation オンライン販売 ソフトウェアのご購入は、オンライン販売からご購入ができます。オンライン販売では、10%OFFでご購入ができます。