一般診断法、短辺が6.0(m)以上の形状割増係数について [文書番号 : HDOC00051]

概要
一般診断法の床面積あたりの必要耐力は、短辺が6.0(m)以上の場合に形状割増係数が過剰の評価となるのではないでしょうか。
回答
一般診断法の必要耐力の表は、短辺長さ4.0(m)を想定し、形状割増係数として4.0(m)~6.0(m)の場合の値を乗じて求められたものです。
したがって、6.0(m)以上の住宅の診断を一般診断法でおこなった場合は、必要耐力が1割程度大きくなる可能性がありますが、一般診断法は、全体に渡って精度がそれほど高いものではないので、この点だけを捉えて過大評価というのは当たりません(2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法 資料編・例題編p139参照)。
また、診断者の判断により精算法(2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法 資料編・例題編p28参照)を用いて必要耐力を算出することもできます。いずれにしても、より高精度を求める際は、精密診断法で行う必要があります。
(一般財団法人 日本建築防災協会作成「「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」の質問・回答集」Q3.25より引用)
操作
一般診断法の必要耐力「精算法」は、計算条件の「必要耐力」で「詳細」を指定します。

詳細は、「計算条件」ダイアログ表示中にF1キーを押すと表示されますので、ご参照ください。
参考
HOUSE-DOCヘルプ([ヘルプ]メニューの[ヘルプの起動])
 [入力項目]→[基本データの入力]→[建物概要]→[計算条件について]
 また、[一般診断]メニューの「建物概要」コマンドの「計算条件」を実行中に「F1」キーを押すと表示されます。
概要編マニュアル([ヘルプ]メニューの[概要])
 [3.3 必要耐力Qr]
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文書情報

製品カテゴリ: HOUSE-DOC 最終更新日: 2022-08-03
バージョン: HOUSE-DOC[Ver.6x],HOUSE-DOC[Ver.5x],
文書番号: HDOC00051
分類: 計算方法


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