壁のエレメント置換法の説明 [文書番号 : FAP00045]

概要
壁エレメント置換法は剛性の等価な壁柱と側柱でモデル化します。壁柱と側柱の断面性能について示します。
※以下は入力データ作成の一例です。実状に応じて設計者の判断で入力して下さい。
解説
壁エレメント置換法は剛性の等価な壁柱と側柱でモデル化します。壁柱と側柱の断面性能の求め方について示します。
FAP-3では、壁柱と側柱を指定します。
※以下は入力データ作成の一例です。実状に応じて設計者の判断で入力して下さい。

壁を、せん断剛性と曲げ剛性が等価な柱に置換し、モデル化します。
  • 壁板
  • 断面積An・せん断用断面積As・断面2次モーメントIは下記のように算定します。
    An = t×L'
    As = (t×L)/κ
    I  = t×L3/12

    t :壁厚さ
    Bl,Br: 左柱、右柱の各せい
    Dl,Dr: 左柱、右柱の各幅
    L :スパン長さ(軸心)
    L' :スパン長さ(内法)
    κ :形状係数(κ=153/130)
    剛性を等価にする


  • はり
  • 軸、曲げ、せん断変形は剛体とします。
    FAP-3で壁エレメントを入力した場合は、自動的に剛体となります。
  • 側柱
  • 両端をピンとした柱断面です。

    エレメント置換モデル化図

参考
関連文書
FAP00044 壁のブレース置換法の説明
FAP00046 有限要素法による壁のモデル化の説明
FAP00047 単層壁の解析
FAP00048 連層壁の解析
FAP00049 長スパンの壁の解析



文書情報

製品カテゴリ: FAP 最終更新日: 2009-02-12
バージョン: FAP-3[All],
文書番号: FAP00045
分類: 操作・入力


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