『構造計算書の各断面計算表』では
短期荷重時の結果に対しては計算対象となる荷重ケースを通して
検定比が最大となる荷重ケース時の断面計算結果を出力しています。
『荷重ケース毎の結果帳票出力』では
構造プロパティのタブ:断面計算で[計算過程のCSV出力:出力する」に設定されている部材を対象に
すべての荷重ケース時の断面計算結果を出力できます。
下記の1)~3)の操作により、『荷重ケース毎の結果帳票出力』をご参照ください。
荷重ケース毎の断面計算結果を確認できますか? [文書番号 : NBUS00059] 概要
「荷重ケース毎の結果帳票出力」で確認できます。操作方法をご案内いたします。 回答
『構造計算書の各断面計算表』では 短期荷重時の結果に対しては計算対象となる荷重ケースを通して 検定比が最大となる荷重ケース時の断面計算結果を出力しています。 『荷重ケース毎の結果帳票出力』では 構造プロパティのタブ:断面計算で[計算過程のCSV出力:出力する」に設定されている部材を対象に すべての荷重ケース時の断面計算結果を出力できます。 下記の1)~3)の操作により、『荷重ケース毎の結果帳票出力』をご参照ください。 操作
RCはりを例に説明します。 1)「計算過程のCSV出力」を指定します。 1)構造モデル図を開き、構造プロパティから[配置]ボタンの選択し、[種別:RCはり]を選択します。 2)タブ:断面計算より、[計算過程のCSV出力]にチェックを入れ、[出力する]を選択します。 3)構造モデル図から、該当のはりを選択し断面計算対象、CSV出力対象に指定します。 【推奨】 「計算過程のCSV出力」を建物モデルの全部材に対して指定すると、荷重ケース毎に結果を全て出力しますので出力ページ数が膨大となります。 また、「計算過程のCSV出力」は、指定された部材を計算しながら逐次その計算過程をCSVファイルに出力します。 指定した部材数に応じ計算時間が長くなりますので、建物規模や部材数によっては指定の有無により計算時間の差が顕著となります。 例えば、検定結果が『 NG 』となる部材など、計算過程を確認したい特定の部材のみに「計算過程のCSV出力」を指定することをお勧めします。 2)断面計算を含む計算を実行します。 操作画面の例は断面計算で『断面計算指定を行った部材を計算』を実行しています。 [上部計算]→[計算実行]→[断面計算]→[断面検定計算]より計算を実行します。 【補足】 かならずしも「断面計算指定を行った部材を計算」を選択する必要はありません。 構造プロパティの「計算過程のCSV出力」が「出力する」に設定されている部材が荷重ケース毎の結果出力の対象となります。 断面計算実行時に「全部材を計算」とした場合でも荷重ケース毎の結果帳票出力には「計算過程のCSV出力」を「出力する」とした部材の結果帳票のみが出力されます。必要な部材の結果のみを確認できます。 3)『荷重ケース毎の結果帳票出力』を出力します。 NOUT から [ホーム]→[出力項目]→[断面計算]→[荷重ケース毎の結果帳票出力]を実行します。 出力項目:『7.6.1 RC造はりの断面検定表』 をご参照ください。 詳細 【計算編マニュアル】 構造モデラ―+NBUS7 Ver.3 計算編 マニュアル 2023 年 10月 初版発行 2023年2月第3版発行 項目:第6章 断面計算 項目:6.2.2 断面計算用応力 項目:6.2.2.1 応力の組み合わせ(表6.2.2-2 荷重ケースと荷重の組み合わせ) 補足
断面検定用応力表について 断面検定に用いた応力の一覧表を確認できます。 初期値では出力を省略していますので出力指定を行いご参照ください。 構造計算書 出力項目:7.2.3.2 断面検定用応力表 【操作】 [一貫計算]または[上部計算] →[出力指定]の 構造計算タブより、出力項目:7.2.3.2 断面検定用応力表を選択してください。 関連文書 NBUS00008 構造モデラ―シリーズの計算編マニュアルの参照方法を教えてください。NBUS00024 断面計算結果の詳細を確認できますか。 NBUS00058 断面計算の出力位置について出力箇所数を増やすことはできますか? 文書情報
|