Fu‘ | 層間変形角[rad] |
---|---|
0.80 | 1/500 |
1.00 | 1/250 |
1.27 | 1/150 |
2.00 | 1/82 |
3.20 | 1/30 |
3.50 | 1/23 |
Fu'と層間変形角について [文書番号 : DOCR00836] 概要
Fu'と層間変形角について回答します。 解説
各方向、各階ごとのEoの計算では変形レベルの基準点とする靭性指標を『Fu'』とし、RC造は11グループ、SRC造は12グループにグルーピングします。
さらに1グループ式[(5)式]、2グループ式[(4)式]、3グループ式[(4)式]の3グループにグルーピングし最大値となるE0を求めます。最大値となるE0を『Fu’に対するEo』とします。
Fu'と層間変形角については下表となります。
層間変形角はFu'=0.8は1/500、Fu'=1.0は1/250、Fu'=1.27は1/150とFu'が増すと変形が進んだ状態となります。
補足
診断表においては診断階毎にFu’が0.8から3.2(SRCは3.5)まで、部材のF値に応じて上から下行にIs値とCTU・SD値を出力しています。
2017年RC造耐震診断基準同解説 p100では
『実際には5~15段階程度に分類したF値でまとめてC値を累加してもよい。
』とあります。
プログラムでは
・RC造は11グループとしています。
・SRC造はRC造のグルーピングを準用し、F=3.5を考慮し12グループとています。
・後述の操作によりRC造は13グループ、SRC造は14グループを指定できます。 グルーピング表( 11グループ、RC部材、「2017年版RC診断基準」)
グルーピング表( 12グループ、SRC部材 )
RC造の13グループ、SRC造の14グループについて RC造の13グループ、SRC造の14グループは下記2点を念頭に弊社で作成したグルーピングです。 RC造の13グループについては評価番号:P評価11-改2-RC(DOC-RC/SRC Ver8.1)で評価を取得した機能です。 SRC造の14グループについてはRC造のグルーピングを準用しF=3.5を考慮しています。 ①F=1.27までを詳細にする ②F=1.5のグループを設ける 【操作】 [耐震診断]→[計算条件]→[耐震診断計算条件]→〔共通(F値・グルーピング・Eo等)〕タブ グルーピングと保有性能基本指標Eo: Eo算定に用いるグループ数:「RC造は13グループ、SRC造は14グループ」を選択できます。 グルーピング表( 13グループ、RC部材、「2017年版RC診断基準」)
グルーピング表( 14グループ、SRC部材 )
参考
2017年RC造耐震診断基準・同解説 p100 関連文書 DOCR00835 診断表の見方文書情報
|