Is値は各方向、各階ごとに判定します。
各方向、各階で最大となるIsについて第2種構造要素候補本数が『0』であれば採用できます。
第2種構造要素候補本数がある場合でも該当柱が第2種構造要素とならなければ採用できます。
利用者はこれらの出力を参考に採用すべき診断結果を決定し診断表の「判定」欄にマークしてください。
「第2種構造要素候補」は第2種構造要素の候補となる柱の本数です。
個材のF値(靭性能)がFu'(終局限界変形時のF指標の候補)を下回る柱(F< Fu')かつ長期軸力(NL)が残存軸耐力(Nr)以下となる柱(Nr≦NL)です。計算結果出力では「第2種構造要素候補本数」欄に該当本数を出力しています。
ここで、「第2種構造要素候補本数」欄の『( )』は個材のF値(靭性能)がFu'(終局限界変形時のF指標の候補)を下回る柱(F< Fu')の本数を出力しています。
診断表1
診断表2(指定により出力できます。)
第2種構造要素の候補柱の確認方法
第2種構造要素の候補柱はグラフィック出力の『10.3.2 第2種構造要素判定用データ 』に出力しています。 伏図より診断表のFu’に対応した図を確認し、『?』の付く部材が第2種構造要素の候補柱の位置となります。