◆付着長さの入力方法
【構造計算共通条件】 --->【部材断面特性】--->【部材断面特性】
で付着長さ「Ld1」の計算に用いる鉄筋径に対する倍率「R」を設定
付着の検定計算で長さの設定・取り方について [文書番号 : BUS00875] 概要
付着の検定計算に用いる付着長さの入力項目と、どの位置からの長さで比較し検定しているかを図にて説明します。 操作
◆付着長さの入力方法 【構造計算共通条件】 --->【部材断面特性】--->【部材断面特性】 で付着長さ「Ld1」の計算に用いる鉄筋径に対する倍率「R」を設定 解説
◆はりの必要付着長さと検定について 付着長さの比較する値は、断面算定位置からの長さで行います。 よって、純ラーメンでは柱面フェース位置からの長さとなり、必要長さ「L1」は図の左柱のような長さになります。 右柱の様に袖壁がある場合の算定位置は、袖壁を考慮した剛域端となり「L1」も剛域端からの長さになります。 付着長さ「Ld1」は、柱フェース間長さ/4に「Rd」を加算し、算定位置までの長さを減じた値になります。 カットオフの無い全断面配筋の場合は、付着長さ「Ld1」=スパン長さ/2 として設定されます。 通し配筋の時の考え方は、RC規準(1999年版)の P175 に、全鉄筋が通し鉄筋とされた場合の付着長さについて 「有効な付着長さは(L+d)/2と考えるのが妥当である」の記載が有りますが、BUSでは、ここに記述された「+d」は 採用していませんので、計算結果を確認いただいた上で別途に検討して頂くか、配筋等を変更していただく等の 対応を行って頂く事も考えられます。 ◆柱の必要付着長さと検定について 柱も梁と同様に、算定位置からの長さで比較を行います。各長さの取り方は下図のようになっています。 柱配筋が全断面の通し筋の場合は「柱の内法長さ/2」までを付着長さとして設定して検定を行います。 (DB6.5.0.12 までは、「構造階高/2」で行っていました) 関連文書 BUS00702 「付録1-3.1 鉄筋コンクリート部材の力学モデルに関する技術資料」の付着の許容応力度計算についてBUS00861 付着の検定計算について 文書情報
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