付着長さの入力方法
断面算定位置から鉄筋端までの距離を鉄筋径の倍率「R」で入力します。
一般的な付着長さ(Ld1)は以下で計算されます。(詳細は下記解説を一読ください)
Ld1=Lo/4+R・d
倍率Rは、下記の部材断面特性で入力
[構造計算共通条件]→[部材断面特性]→[部材断面特性] の 「共通条件」
付着の検定計算について [文書番号 : BUS00861] 概要
付着の検定計算が、BUS-5 Ver.1.0.0.34(DB6.3.2.0)から機能追加されました。 入力・計算の仕様についての概要を記載します。 対処方法
付着長さの入力方法 断面算定位置から鉄筋端までの距離を鉄筋径の倍率「R」で入力します。 一般的な付着長さ(Ld1)は以下で計算されます。(詳細は下記解説を一読ください) Ld1=Lo/4+R・d 倍率Rは、下記の部材断面特性で入力 [構造計算共通条件]→[部材断面特性]→[部材断面特性] の 「共通条件」 解説
RC部材の付着の計算について ■ 付着長さの検討位置 端部断面位置で付着の検定を行い、ハンチ位置・中央では検定を行わないものとする。 端部断面検討位置が、部材中央部を超えた場合には、メッセージを出して検定を行わないものとする。 (付着長さの計算を行わない) 「W6046:端部付着検定位置が部材中央を超えたため付着長さの検定を中止します。別途検討を行ってください」 ■ RC規準(1991)の付着の検討 ■ RC規準(1999)の付着の検討 ■ 検定計算における付着長さの計算 鉄筋の切り替わる位置は、Lo/4 またはハンチ位置とする 付着長さは、断面計算位置からの長さとする。 はり:端部の付着長さ 端部と中央部が同じ配筋(通し配筋)である場合の付着長さは、 ( L/2 - 断面計算位置 ) とする。 端部と中央部の配筋が違う場合の付着長さは、 { ( Lo/4 またはハンチ位置-断面計算位置) + 余長 } とする。 一段筋と二段筋は、別々に計算を行う。 余長は、最大鉄筋径×倍率とする。 (最大鉄筋径は、鉄筋径1と鉄筋径2の大きい方を使用する) ここで、 L :構造スパン Lo:柱フェイス間の長さ 柱: 柱頭と柱脚が同じ配筋(通し配筋)である場合の付着長さは、 ( H/2 - 断面計算位置 ) とする。 柱頭と柱脚で配筋が異なる場合には、部材中央で配筋が変わるとし、付着長さは、 { ( H/2 - 断面計算位置) + 余長 } とする。 余長は、最大鉄筋径×倍率とする。 (最大鉄筋径は、鉄筋径1と鉄筋径2の大きい方を使用する) ここで、 H :柱の内法長さ(DB6.5.0.12 までは構造階高) ■ 検定計算の判定の仕方 補足
設計者の意図と合わない場合は、通し配筋の時の考え方がRC規準(1999年版)の P175 に記載が有りますが、BUSでは、ここに記述された付着長さは採用していませんので、ご確認いただいた上で別途にご検討いただくか、配筋等を変更していただくこと
でのご対応をお願いいたします。 関連文書 BUS00702 「付録1-3.1 鉄筋コンクリート部材の力学モデルに関する技術資料」の付着の許容応力度計算についてBUS00875 付着の検定計算で長さの設定・取り方について 文書情報
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