外皮(外壁、屋根、床、天井、土間床)材料の熱貫流率に関して、木造などの場合には、外皮材料を熱橋部も含めた層構成として登録し、材料構成と面積比率を設定することにより平均熱貫流率を求め、断熱性能を評価します。
面積比率を求めるには、断熱層を貫通する構造材や下地材など、熱橋部の外皮面での面積を1つずつ積算しなければなりませんが、木造軸組構法や枠組壁構法などの場合、躯体モジュールが標準化されているため、規模や形状によらず一定の数値とすることができます。
面積比率を定数化することにより、熱橋部の面積拾いの作業を省略することができます。
ここでは、充填断熱の場合と外張断熱の場合のそれぞれの工法における、各部位の熱橋面積比率について説明します。
充填断熱もしくは外張断熱と付加断熱を併用する工法の場合は、[文書番号:SAVE00037]にて解説しています。