増設ブレースは壁量に考慮されますか [文書番号 : DOCR00816]

概要
壁量(Aw')として考慮します。
回答
計算仕様
増設ブレース部を等価な剛性を有するRC造の壁板に置換し考慮します。
壁量(Aw')は置換した壁板の等価厚さ『te』に、ブレースの枠心間の距離「L」を乗じ求めます。
増設ブレース架構の側柱はAcとして柱量に含まれます。増設ブレース縦枠材は考慮されません。

等価厚さ『te』の計算方法

te=(2κ・Es・AB・cos2θ・sinθ / Gc・L)

 κ:RC壁の形状係数で 1.2
 θ:ブレース傾斜角
 H :増設ブレース枠外縁間の高さ
 L :増設ブレース枠外縁間の長さ
 Es:鋼材のヤング係数
 Gc:コンクリートのせん断弾性係数
 AB :鉄骨ブレースの断面積
  ※計算方法の詳細は下記をご参照ください。
  「DOC-RC/SRC 概要編マニュアル 項目:3.5.4補強部材の剛性評価 」


壁量・柱量の確認方法
グラフィック出力
項目:9.7 壁量、柱量、壁率、柱率

等価厚さの確認方法
2次診断実行後に限定されますが下記操作でご確認頂けます。
【操作】
1)[診断計算]→[CSV形式ファイルの出力]→[終局強度の個別出力]より「増設ブレース」を選択
2)増設ブレース配置基端となる部材位置を指定し[OK]を押します。
3)計算詳細がCSV形式出力で表示されます。『te:等価厚さ』の欄で確認できます。

補足
DOC-RC/SRCでは「2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修設計指針・同解説」の記載に応じ増設ブレース部のみで壁版の等価厚さ『te』を求めます。

「2017改訂版 実務者のための補強設計マニュアル」では、両側の柱を含んだ『(b)鉄骨ブレースで補強された架構の等価剛性置換:teF』の求め方が記載されていますが対応していません。 任意の等価厚さ[cm]を指定される場合は『増設ブレース等価厚さ直接入力(1、2次診断)』をご利用ください。

増設ブレース等価厚さ直接入力(1、2次診断)
【操作】
1)[耐震診断]→[部材指定]→[増設ブレース等価厚さ直接入力(1、2次診断)] より
2)[配置]のボタンを押し下げ、下段の「自動」のチェックを除きます。
3)任意の等価厚さ[cm]を指定し、伏図またはフレーム図の作業ウィンドウから指定したい増設ブレースをクリック、または範囲をマウスでドラッグして囲むと配置できます。
参考
DOC-RC/SRC Ver9 概要編マニュアル
2019年9月 第2刷発行
3章-142頁 項目:3.5.4補強部材の剛性評価

2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修設計指針・同解説
平成29年7月1日2017年改訂版発行
88頁 項目:解表2.3-1鉄骨補強架構部の鉄骨部の等価剛性RC壁置換
①鉄骨ブレース

2001年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修設計指針・同解説
平成17年2月25日2001年改訂版発行6刷発行
84頁 項目:解表2.3-2鉄骨補強架構部の鉄骨部の等価剛性RC壁置換
①鉄骨ブレース

2017改訂版 実務者のための補強設計マニュアル
平成29年11月 一般財団法人 建築士事務所協会
25~26頁 項目:(3)鉄骨ブレースで補強された架構の等価剛性RC壁置換
(a)鉄骨ブレースの等価剛性置換
(b)鉄骨ブレースで補強された架構の等価剛性置換
関連文書
DOCR00813 DOC-RC/SRCとBUS-6で壁量・柱量が異なります。取り方の違いを教えてください。
志賀マップへ記載する場合はどちらの値を使えばよいのでしょうか。

DOCR00857 プログラムのマニュアルの参照方法を教えてください。



文書情報

製品カテゴリ: DOC-RC/SRC 最終更新日: 2020-07-01
バージョン: DOC-RC/SRC[ver.9.x],
文書番号: DOCR00816
分類: 操作・入力


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