「平19国交告第594号第2の三のイにおける応力割増率」の適用方法について [文書番号 : BUS00862]

概要
BUS-5 で「平19国交告第594号第2の三のイにおける応力割増率」の柱・梁への適用方法について
解説
(1)柱の割増率の計算方法

  Xフレームの中央フレームに耐震壁があり、耐震壁の分担率が94%と50%を超えるモデルの場合


(2)はりへの割増率について
※はりへの割増は「BUS-5 Ver.1.1.6.18(DB6.6.0.18)」までの適用。(詳細は補足を確認ください)
「BUS-5 Ver.1.1.7.0(DB6.7.0.0)」からは、はりへの割増は行いません。


補足
[BUS-5]としての割増の適用範囲

2007年版技術基準の P288 では、架構の種別について記述が無いため、BUS-5 ではRC・SRC部材にのみ割増を適用する仕様としています。
よって、設計者としてS部材の架構にも割増の必要があると判断された場合は、下記にて割増率を設定して下さい。

 柱の場合:[許容応力度等]→[許容計算-断面計算]→[柱応力の割増]
はりの場合:[許容応力度等]→[許容計算-断面計算]→[はり応力の割増] (DB6.6.0.18以前)

「2015年版建築物の構造関係技術基準解説書」へ対応
BUS-5 Ver.1.1.7.0 ( DB6.7.0.0 ) からは、「2015年版建築物の構造関係技術基準解説書」へ対応し、柱への割増は、「曲げ」と「せん断」のみとし、
軸力への割増は行いません。また、はりへの割増も除外されましたので、割増を適用しません。

「BUS-5 Ver.1.1.6.18(DB6.6.0.18)」までのはりへの割増率の計算方法

  BUSではりの割増率は、取り付く柱の割増率の平均倍率を採用しています。


関連文書
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文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2016-08-25
バージョン: BUS-5[ver1.x],
文書番号: BUS00862
分類: 計算方法


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