U-5.14.1 鉄骨柱脚モデル化の確認
b) 露出柱脚せん断耐力(ベースプレート下面)に対するモデル化
では、NGがないのですが、
「保有耐力計算メッセージ一覧」で
「露出柱脚がせん断破壊しています。せん断破壊の防止をしてください」と出力されます。
なぜでしょうか。

U-5.14.1 鉄骨柱脚モデル化の確認
b) 露出柱脚せん断耐力(ベースプレート下面)に対するモデル化
でDs算定時応力に対してせん断のチェックをしているのですが、
解析モデルを作成時は、増分解析前ですので
[許容応力度等][保有計算-保有耐力計算条件][計算条件](UCC,UCOレコード)の
「計算条件」タブの
「終局時Co」の入力値により、弾性応力解析(一次設計)の
結果を用いて、終局時のベースプレートの軸力を推定し
せん断耐力を計算して、解析モデルに反映しています。
したがって、「終局時Co」の値が、Ds算定用増分解析の最終ステージの耐力とかけ離れていた場合、
解析途中にせん断破壊が発生する場合があります。
「U-5.8.4 最終ステージの重心位置の変位」で「Ds算定時」の最終ステージの層せん断力Qを確認し、
Q÷Qudで「終局時Co」を計算し、入力して、再度、計算を行ってください。

また、S造の場合、Dsが「柱およびはりの部材群としての種別」がDの場合は、必要保有耐力の達していることを
確認すればよいと思いますので、その場合は、「押しすぎ」に注意する必要があるかとおもいます。