独立水平変位、多剛床節点の水平荷重時の応力解析のモデル化及び、剛心計算、重心計算の扱いはどのようになっていますか? [文書番号 : BUS00720] 概要
扱いとその確認方法を説明します。 回答
水平力について 剛床から外した節点にかかる水平力は、自動計算の場合、その節点が負担する荷重の比で分配された水平力が作用します。 軸剛性について 独立水平変位、多剛床、を指定した節点に部材が取りつく場合、部材の取りつく方向の梁の軸剛性を評価します。 断面算定について S造の梁の場合は、断面計算条件で『軸力の考慮』を指定した場合のみ軸力を考慮した計算が行われます。 重心計算、剛心計算について 独立水平変位、多剛床、を指定した節点に取り付く鉛直部材の扱いは、デフォルトの設定では、重心計算、 剛心計算に考慮する設定となっております。指定により考慮を外せます。また、個別の設定も可能です。 これらの計算の詳細は、文書番号 BUS00509に記載してある CSVファイルで確認可能です。 操作
[構造計算共通条件][モデル化][独立水平変位](FCDレコード) [構造計算共通条件][モデル化][多剛床](FRSレコード) を選択頂き、表示されたダイアログで剛床を解除したい方向や荷重ケースにチェックを入れ「配置」ボタンを押して、設定したい節点をドラックで囲んでいただくか、節点をクリックして頂くと設定されます。 また、設定を変更されたい場合は、「参照」ボタンを押して、変更したい節点を囲んで頂ければ、囲んだ範囲の設定が変更できます。 補足
独立水平変位、多剛床、を指定した節点に取り付く鉛直部材の扱いを重心計算、剛心計算に考慮するかは、下記の設定で選択できます。 [許容応力度等][許容計算-剛性率・偏心率][剛性率・偏心率計算条件](FGEレコード)の 「地震時に剛床を解除した節点に接続する鉛直部材を考慮する階」の指定によります。 個別の設定は [許容応力度等][許容計算-剛性率・偏心率][剛心・重心計算に対する柱個別計算](FECレコード) [許容応力度等][許容計算-剛性率・偏心率][剛心・重心計算に対する耐力壁個別計算](FEWレコード) で設定可能です。 関連文書 BUS00509 ワークパス内の剛心計算・重心計算等の内訳CSVファイルBUS00634 「弾力半径を求めることが出来ません」のメッセージ BUS00746 ダミー階の典型的な使用方法について教えてください。 BUS00750 ブレース構造の「C5505 柱 偏心率計算 部材水平剛性(Q/δ)が負値になります。」の原因 文書情報
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