一般財団法人 日本建築防災協会より
Q&A集『2017年改訂版 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・耐震改修設計指針・同解説 質問・回答集(2018.12.25)』が公開されています。
NO.74の質問では『pcwe<0となる場合は、pcwe=0として、pwh=aw/(tw・s)とします。』と回答されています。
Qsu2(分割累加式)の算定で柱部のQsu計算時pcwe:柱等価横筋比が
pcwe<0となる場合、pcwe=0として計算できますか。
2017年RC造診断基準Qsu2(分割累加式)の算定で柱部のQsu計算時Pcwe(柱等価横筋比)が負の値となる場合どのように計算しますか [文書番号 : DOCR00847] 概要
計算方法について説明します。 質問 一般財団法人 日本建築防災協会より Q&A集『2017年改訂版 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・耐震改修設計指針・同解説 質問・回答集(2018.12.25)』が公開されています。 NO.74の質問では『pcwe<0となる場合は、pcwe=0として、pwh=aw/(tw・s)とします。』と回答されています。 Qsu2(分割累加式)の算定で柱部のQsu計算時pcwe:柱等価横筋比が pcwe<0となる場合、pcwe=0として計算できますか。 回答
DOC-RC/SRC Ver9.0.9.9 DB6.9.1.9 (公開:2019年3月)以前 Qsu2(分割累加式)の算定で柱部のQsu計算時にPcwe<0となる場合は、Pcwe<0となる値を用いていました。 2017年改訂版 のQ&A集に対応するため DOC-RC/SRC Ver9.0.9.10 DB6.9.1.10 (公開:2019年4月)以降 Qsu2(分割累加式)の算定で柱部のQsu計算時にPcwe<0の場合は、Pcwe=0としています。 DOC-RC/SRC Ver9.0.70.0 DB7.0.1.0 (公開:2019年7月)以降 pcwe<0以下の場合、実際に存在している柱の帯筋量をそで壁の鉄筋量として計算するように考えられます。 Pcwe=0とした場合はQswu計算時のPwhは、Pwh=aw/(tw・sw)からPwh=aw/(tw・s)とします。 注意
・建築防災協会発行のQ&Aに対応するため計算仕様を変更しています。 以前の仕様へ戻す指定を設けていません。 ・Pcweは計算過程の詳細な値となるためグラフィック出力へ出力していません。 後述の操作によりご確認ください。 ・柱等価帯筋比(Pcwe)は『そで壁横筋が柱に定着している場合』を想定し算定しています。 『そで壁横筋が柱を通して配筋されている場合』については算定していません。 【操作】 1)せん断終局強度Qsuの計算結果 Pcweの値の出力はありませんが、一覧表示に対応するためPwσwyに考慮し結果を出力ています。 1)操作 [耐震診断]→[CSV形式ファイルの出力]→[せん断終局強度Qsu一覧]を押します。 CSV形式の一覧出力を確認できます。 2)終局強度の個別計算結果 Pcweの値を出力します。 2)操作 [耐震診断]→[CSV形式ファイルの出力]→[終局強度の個別出力]より 確認する検討方向、柱にチェックを入れ、部材の配置軸を指定し[OK]を押します。 CSV形式の個別出力を確認できます。 参考
2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準 同解説
平成29年7月1日2017年改訂版発行 項目:【本文】3.2.2せん断終局強度 (2)分割累加による袖壁付き柱のせん断強度 Qsu2 (付3-13式)の凡例:Pcwe 項目:付則3 袖壁付き柱(柱と壁が連続する場合)の強度と靭性 3.2.2 せん断終局強度 Q&A集『2017年改訂版 既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震診断基準・耐震改修設計指針・同解説 質問・回答集(2018.12.25)』 項目:74 DOC-RC/SRC Ver.10 概要編マニュアル 2021年 3月 初刷発行 項目: 3.4.4せん断終局強度の計算 □そで壁付柱のせん断終局強度(「2017 年版RC診断基準」による場合) ②分割累加式によるそで壁付き柱のせん断終局強度(Qsu2) 文書情報
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