DRA-CADが突然起動できなくなった(DRA-CAD5/LE以降) [文書番号 : DRA00594]

概要
DRA-CADが突然起動できなくなった場合の解説と対処方法です。
現象
一度何らかの原因でDRA-CADが強制終了したとします。その後DRA-CADを起動しようとするとダイアログが表示されて起動できない事があります。
原因
DRA-CADは、コマンドでダイアログを表示する時やコマンドを終了する時などは随時、またDRA-CAD自体が終了する時に、その時点の設定(ツールバーの位置、ダイアログの設定など)をレジストリに保存します。次に起動すると、保存しておいた設定を読み込み、前回終了したときの状態を再現します。
したがって、何らかの原因で強制終了した場合には、その時点でレジストリへの書き込みが正しく行われていない(書き込まれていない、正常でない値を書き込んでしまう)ことがあります。
そのような状況の時にDRA-CADを起動しようとすると、ツールバーの位置を再現できずにDRA-CADが起動できない現象が起こることがあります。
対処方法
DRA-CAD5/LE以降のバージョンでは、レジストリの一部を削除するツールプログラムをご用意しました。
DRA-CADインストールフォルダにあるツールプログラムを使用して、レジストリの一部を削除してください。
(例としてOS:Windows10のDRA-CAD18で説明します。)
  1. ①Windowsの「スタート」ボタンをクリックします。
  2. 「②お使いのDRA-CADフォルダー」→「③DRA-CAD18レジストリ編集ツール」をクリックします。


    (※ 「ユーザーアカウント制御」のメッセージダイアログが出たら【はい】をクリックします。)

  3. 「DRA-CAD18レジストリ編集ツール」が起動します。

  4. 左側のツリーの「編集対象」をクリックします。

  5. 『②ツールバーの全てのレジストリを削除する』ボタンをクリックします。


  6. 『DRA-CAD18のツールバーに関するレジストリを削除します。
     これまで使われていたDRA-CAD18のツールバーの設定は初期化されますがよろしいですか?』
     というメッセージが表示されるのでOKボタンをクリックします。

  7. 『レジストリの削除が完了しました。』
     のメッセージが表示されたらOKボタンをクリックします。

  8. 「終了」ボタンをクリックしてレジストリ編集ツールを終了します。

  9. DRA-CADを起動します。

補足
Windowsの「スタート」メニューに「レジストリ編集ツール」が入っていない場合や、見つからない場合は、エクスプローラーまたはコンピューターからレジストリ編集ツールのプログラムを直接起動することができます。
  1. エクスプローラかコンピュータを開きます。

  2. DRACADインストールフォルダを開きます。
    (通常はC:Program Files\DRA-CAD6などバージョン別にフォルダが作成されています)

  3. DRA-CAD5なら「DRACAD5Regedit.exe」、DRA-CAD6なら「DRACAD6Regedit.exe」というファイルをダブルクリックします。

    DRA-CAD7以降の場合は、インストールフォルダにある、「EXTRA」フォルダの中の、「DRACAD7Regedit.exe」「DRACAD8Regedit.exe」や「DRACAD9Regedit.exe」「DRACAD10RegEdit.exe」というファイルをダブルクリックします。

    Windowsの設定によってはファイルの拡張子(exe)が表示されない事があります。そのときは「DRACAD7Regedit」「DRACAD8Regedit」や「DRACAD9Regedit」「DRACAD10RegEdit」というファイル名を探します。

  4. 「レジストリ編集ツール」というダイアログが表示されます。

  5. DRA-CAD8シリーズまでは「レジストリ編集対象」タブをクリックします。
     DRA-CAD9シリーズ以降は左側の「編集対象」ツリーをクリックします。

  6. 「ToolBarのレジストリを削除する」ボタンをクリックします。
     DRA-CAD9シリーズ以降は「①ツールバーの配置情報を削除する」をクリックします。

  7. 削除確認のダイアログが表示されるので「OK」ボタンをクリックします。

  8. 削除完了のダイアログが表示されたら「OK」ボタンをクリックします。

  9. 「終了」ボタンでレジストリ編集ツールを終了します。

  10. DRA-CADを起動してください。

もし、この操作を行っても起動できない場合、パソコンの環境を変更しなかったかご確認ください。
例えば、DRA-CADは起動時にWindowsで「通常使うプリンタ」に設定されているプリンタドライバのファイルを読み込みますが、そのファイルが破損していると起動しない可能性があります。
「通常使うプリンタ」の設定を変更していないかご確認ください。
また、DRA-CADインストールフォルダ(DRA-CAD7/LE Ver7.1.1.0以降はC:\Documents and Settings\ All Users\Application Data\ KozoSystem\DRA-CAD7またはDRA-CAD8、WindowsVistaではC:\ProgramData\KozoSystem\DRA-CAD7またはDRA-CAD8フォルダ)に「drawin.mpz」というファイルを作成している場合、そのファイルが壊れていても起動しない可能性があります。

DRA-CAD5をお使いで、インストールフォルダに「レジストリ編集ツール」がないときは最新版のアップデートをかけるとインストールされます。
最新版のダウンロードサイトへ
DRA00364 DRA-CADが突然起動できなくなった(DRA-CAD4/LE以前)
DRA00843 DRA-CADをセットアップした直後の状態に戻したい



文書情報

製品カテゴリ: DRA-CAD 最終更新日: 2022-09-05
バージョン: DRA-CAD19シリーズ,DRA-CAD18シリーズ,DRA-CAD17シリーズ,DRA-CAD16シリーズ,DRA-CAD15シリーズ,DRA-CAD14シリーズ,DRA-CAD13シリーズ,DRA-CAD12シリーズ,DRA-CAD11シリーズ,DRA-CAD10シリーズ,DRA-CAD9シリーズ,DRA-CAD8シリーズ,DRA-CAD[All],
文書番号: DRA00594 バージョンの制限: DRA-CAD5/LE以降
分類:


kozoStation オンライン販売 ソフトウェアのご購入は、オンライン販売からご購入ができます。オンライン販売では、10%OFFでご購入ができます。