構造モデラーから読み込んだ+断面リストデータに断面の変更箇所のみ再度読み込むことはできますか? [文書番号 : KMDL00006]

概要
構造モデラー+断面リストにおける図面作成用ファイルの読み込み方法について説明します。
詳細
図面作成用ファイルの読み込み方法は2種類あり、読み込み方法により断面データの変更箇所のみ反映させることができます。



■新規に読み込む

構造モデラーで入力された断面情報を読み込み、断面リストを新規に作成します。
すでに断面データ入力されていた場合は既存のデータは破棄され、新たに図面作成用ファイルから断面データが読み込まれます。

■現在開いているファイルを更新

すでに入力されている断面リストのレイアウトを変えずに、構造モデラーで変更のあった断面情報(差分)のみを更新します。
「新規に読み込む」方法で読み込んだ後に、変更箇所を差分読み込みする場合に使用する読み込み方法です。



操作
Q&A:差分読み込み 構造モデラー+断面リストに転送を行った後に、変更された断面データのみを差分読み込みする手順を説明します。
以降、差分元の構造モデラー+NBUS7データを「NBUSデータ①」、変更を行った構造モデラー+NBUS7データを「NBUSデータ②」と表記します。
  • 構造モデラー+NBUS7で「NBUSデータ①」を開き、構造モデラー+断面リストに転送します。
    転送の方法は以下のQ&Aを参照してください。
    構造モデラーで入力した断面データを+断面リストに転送する方法を教えてください [文書番号 : KMDL00002]

    「NBUSデータ①」の断面データをもとにした、断面リストが作成されました。
  • 構造モデラー+NBUS7で断面データを変更し「NBUSデータ②」を作成します。
    今回の例では、3層の柱C1の断面寸法を以下のように変更します。
    Dx×Dy : 600×600 → 500×500
  • 構造モデラー+NBUS7で「NBUSデータ②」が開かれた状態で、以下のいずれかのコマンドを実行し、図面作成用ファイル(.DSX2)を作成します。
    • [構造モデラーボタン]→[書き出し]→[図面作成用ファイルの作成]
    • [ファイル]→[書き出し]→[図面作成用ファイルの作成]
  • 構造モデラー+断面リストで「NBUSデータ①」の断面データをもとにしたデータが開かれた状態で、以下のコマンドを実行します。
    • [ファイル]→[図面作成用ファイルの読み込み]
  • 「読み込み方法」を「現在開いているファイルを更新」として[OK]ボタンを押します。
  • 「NBUSデータ①」から作成した断面リストのレイアウトはそのままで、「NBUSデータ②」の断面データの変更箇所(差分)のみ更新が行われました。
補足

構造モデラー+断面リストで差分元から転送したデータを開いたままであれば、上記の手順3,4は、[構造モデラー+断面リストの起動]コマンドを実行することでも同様の結果を得ることができます。
読み込み前後で同じプロジェクトから転送したデータが開かれているかをご確認の上、使用してください。


「出力指定」を「更新のあった断面のみ「出力する」に変更」に設定しておくと、更新があった断面のみ描画され断面リストになります。
CAD側で編集済みのファイルがある場合、差し替えが必要な断面の位置が容易になりますのでご活用ください。

関連文書
KMDL00002 構造モデラーで入力した断面データを+断面リストに転送する方法を教えてください



文書情報

製品カテゴリ: 構造モデラー+断面リスト 最終更新日: 2025-10-28
バージョン: 構造モデラー+断面リスト[Ver.1.x],
文書番号: KMDL00006
分類: データ転送


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