雑壁の剛性Dwはn値、Aw:断面積(㎜2)、標準柱剛性(kN/m/mm2)を乗じ求めます。
剛性計算の基準とみなす柱がなく「標準柱剛性(ΣDc/ΣAc)」が自動計算出来ない場合にW-R1032メッセージを出力します。メッセージに該当する階・方向について『標準柱剛性』を直接入力しますとメッセージを解消できます。
「標準柱剛性」の指定は下記操作をご利用ください。
【操作】
[一貫計算]→[計算条件]→[上部構造計算条件]→[剛性率・偏心率計算条件] または
[上部計算]→[計算条件]→[計算条件]→[剛性率・偏心率計算条件]より
1)雑壁剛性の基準とみなす柱剛性 で 「柱剛性」 にチェックを入れます。
2)下段の「標準柱剛性」のアイコンが有効になりますので選択してください。
3)「標準柱剛性」の各階検討方向チェックを外しますと任意の「標準柱剛性」が指定できます。
4)下段の[OK]ボタンで閉じ、剛性率・偏心率計算条件ダイアログ下段の[OK]を選択し終了します。
【注意】
・雑壁の剛性計算の対象となる雑壁は「RC壁」で指定した雑壁です。
「その他の壁」で指定した雑壁は、剛性計算の対象となりません。ご注意ください。
・『任意角度1、2加力時』を指定する場合
下記いずれかの操作を行いますと上図のように指定が有効となります。
【操作】
【新規ファイル】→[(4/4)設計方針]→[任意角度の計算を行う]を付けているときに表示します。
【プロジェクト概要】→[設計方針]→[任意角度の計算を行う]を付けているときに表示します。