シャッターとくぐり戸の入力方法 [文書番号 : 00063]

概要
シャッターとくぐり戸の入力方法の説明です。
質問
くぐり戸付きのシャッターを記入する場合、どのようにすればよいでしょうか。
回答
「2001年版 避難安全検証法の解説及び計算例とその解説」P267「質疑応答」35番に、
シャッターとガラススクリーンの取り扱い例があり、開口部として扱う必要があります。

入力方法はくぐり戸(避難用のドア)の位置のよって、2通りあります

(1) くぐり戸の位置がシャッター中心から大きく外れていて、避難経路に影響すると思われる場合

1.壁を入力します。
「入力」→「壁」を入力し、部屋を区切ります。
【壁の種類】 「0:部屋の境界」

2.入力した壁に、「入力」→「ドア」で“通行できないドア”を入力します。
【開口部の構造】 「0:常時閉鎖式」
【出口の幅(通れる幅)】 シャッターの幅(「0」としても良いです)
【ドアの幅(全体の幅)】 シャッターの幅
【開口の高さ】 シャッターの高さ
【壁及び開口部の構造】 シャッターの仕様に沿って入れます。
【通行の可否】 「1:通行不可」

壁全体にシャッターがある場合はシャッターの幅・高さは壁全体、
壁全体でない場合はシャッターの大きさ・高さで入力してください。


3.くぐり戸を”通行可能なドア”で入力します。
【開口部の構造】 「0:常時閉鎖式」
【出口の幅(通れる幅)】 くぐり戸の幅(開閉出来て人の通れる所の幅)
【ドアの幅(全体の幅)】 くぐり戸全体の幅
【開口の高さ】 シャッターの高さ
【壁及び開口部の構造】 シャッターの仕様に沿って入れます。
【通行の可否】 「1:通行可能」


※ くぐり戸の高さは、シャッターと同じ高さにする必要があります。※
●理由は、開口面積が煙の流出量に関係するからです。
 「2001年版 避難安全検証法の解説及び計算例とその解説」p88,表3.10.2参照。
 開口部に扉が付いていてもFIXされていても区別なく適用されます。

(2) くぐり戸の位置がシャッター中心位置にある場合

1.壁を入力します。
「入力」→「壁」を入力し、部屋を区切ります。
【壁の種類】 「0:部屋の境界」

2.入力した壁に、「入力」→「ドア」で“通行可能なドア”を入力します。
【開口部の構造】 「0:常時閉鎖式」
【出口の幅(通れる幅)】 くぐり戸の幅(開閉出来て人の通れる所の幅)
【ドアの幅(全体の幅)】 くぐり戸を含めたシャッター全体の幅
【開口の高さ】 シャッターの高さ
【壁及び開口部の構造】 シャッターの仕様に沿って入れます。
【通行の可否】 「1:通行可能」


関連文書
00022 シャッターの入力方法



文書情報

製品カテゴリ: 避難検証法 最終更新日: 2022-05-20
バージョン: 避難検証法,
文書番号: 00063
分類: 操作


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