壁形状の開口周比計算の対象と「しない」とする指定は、エアコン用の開口等の小開口での利用を想定しています。
開口包絡時に小開口を含まないよう指定を設けています。
[開口周比]で[開口を包絡した面積]を選択しかつ、開口が2つ以上入力されている場合
[開口周比計算対象]で「しない」と設定された開口を、開口包絡から除きます。
指定した開口はオレンジ色で描画されます。
【 開口周比の確認方法 】
診断計算終了後
[ウインドウ]→[準備計算結果図]より、右クリックにて表示設定を変更できます。
表示設定の変更より、表示モードを剛度増大率を選択しOKを押してください。
耐震壁毎の開口周比が表示されます。
画面左上の[凡例]ボタンを押し下げますと凡例をご確認いただけます。
1)
開口が1つの場合
・[開口周比計算対象]で「しない」と指定しても無効となり開口周比に考慮されます。
2)
複数の開口『全て』に[開口周比計算対象]と「しない」と指定した場合
・指定は無効となり開口周比に考慮されます。
・複数の小開口全てを開口周比に考慮しない場合は、開口周比の直接入力で『0』を指定します。
【操作】
メニュー[構造計算共通条件]→[モデル化]→[壁開口周比直接入力] より
自動のチェックを外し、各項目に『0』を指定し、該当の壁面に配置してください。
3)
複数の開口を配置し小開口に[開口周比計算対象]と「しない」と指定し開口周比が0.4を超えた場合
・柱に最も近接する開口が小開口であれば柱うちのり高さに考慮されます。
・柱うちのり高さの自動計算結果を用いない場合は、『柱うちのり高さの直接入力』をご利用ください。
【操作】
[耐震診断]→[部材指定]→[柱うちのり高さ直接入力]より正負加力毎に指定します。