診断計算プログラムで柱の鉄筋のかぶり厚の省略値が3cmに設定されているのはなぜでしょうか。
 [文書番号 : DOCR00839]

概要
診断計算プログラムで柱の鉄筋の柱かぶり厚の省略値が3cmに設定されているのはなぜでしょうか。
回答
柱かぶり厚さについて
新規設計と診断計算で省略値を分けています。
新規設計:4.0㎝
診断計算:3.0㎝

柱の鉄筋のかぶり厚さは
建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事 をもとに設定しています。

現在の鉄筋のかぶり厚さは4cmになっています。
以前(昭和59年(1984))のJASS 5 鉄筋コンクリート工事 では、鉄筋のかぶり厚さが『 3㎝ 』と記載されていました。 また、1982年のRC規準でも『 3㎝ 』と記載されています。 以前の規定を考慮し、診断計算時の柱の鉄筋のかぶり厚さの省略値を3㎝としています。
下記の操作により省略値を変更できます。

【操作】
[構造計算共通条件]→[部材断面特性]→[はり、柱かぶり]より、かぶり厚さをご指定ください。
参考
建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事 第7版 第1刷 p38 
 10節 かぶり厚さ:表5.10.1表 鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さの最小値(㎜)

鉄筋コンクリート構造 計算規準・同解説 第5版 第1刷 p266
 20条鉄筋のかぶり厚さ:1.かぶり厚さを定める条件

関連文書
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文書情報

製品カテゴリ: DOC-RC/SRC 最終更新日: 2020-04-15
バージョン: DOC-RC/SRC[All],
文書番号: DOCR00839
分類: 計算方法


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