寸法線図形は、「定義図形」といわれる図形要素の一種です。
(定義図形とは、線や文字などをひとまとめにして定義したものです。
寸法線図形の他に、引出線図形、ハッチング図形、線形配置図形などがあります。)
DRA-CAD4シリーズ以降に追加されました。
他CADとのデータ交換に便利な図形です。
寸法線図形は、寸法線、寸法線の足となる線分、矢印・円などの止め記号、寸法数字を1つのまとまりとします。
「削除」コマンドで寸法矢印のうちの1つだけを消す、といった編集はできません。
編集する際は「図形のプロパティ」コマンドを使用します。
DRA-CAD15シリーズ以降で、寸法線図形の合成・追加・分割・足出しのコマンドが追加されました。
リボンメニューの「編集」タブにある寸法線編集コマンドの位置
旧 寸法線は、寸法線分と「数値文字」という種類の文字を関連付けしているものです。
(数値文字とは、他の図形と関連付けられていて、図形編集に連動して長さや面積など数値が変わる文字のことです。)
Windows以前、MS-DOS時代のDRA-CADから使用されています。
旧寸法線は、寸法線図形と違い、寸法線分と寸法数字だけが関連付けられてます。
関連付けも内部的に紐付けされているだけで、図形としては別の扱いなので、寸法数字・寸法線とも「移動」など編集コマンドで個別に編集する事が可能です。
その他、寸法線の足や矢印などの止め記号などもそれぞれ別図形となっているため、自由に編集することができます。