寸法線図形とは
寸法線図形は、「定義図形」といわれる図形要素の一種です。
(定義図形とは、線や文字などをひとまとめにして定義したものです。
他CADとのデータ交換に便利な図形です。
寸法線図形の他に、引出線図形、ハッチング図形、線形配置図形などがあります。)

寸法線図形は、寸法線を構成する線分、矢印などの止め記号、寸法数字をまとめて1つの要素とします。
通常、寸法線分の長さを修正すると、寸法数字が連動して変わります。

旧　寸法線とは
旧寸法線は、普通の線分や文字データで寸法線を作図します。
寸法線分と寸法数字の間にだけ、【寸法属性】という、寸法線長さ情報の関連付けが設定されます。
通常、寸法線分の長さを修正すると、寸法属性により寸法数字が連動して変わります。

寸法線図形の場合

「分解」コマンドを実行し、ダイアログ内『寸法線図形』のチェックボックスをONにします。
OKボタンをクリックし、寸法線図形を選択すると分解されます。
寸法線分と寸法数字は、[旧寸法線]として寸法属性が残ります。


旧　寸法線の場合


「旧寸法線の属性変更」コマンドを実行し、ダイアログ内『解除』を選択します。
OKボタンをクリックし、旧寸法線を選択します。
画面左下に[寸法属性を解除してよろしいですか?]というメッセージが表示され、マウスカーソルが表示 されるので、左ボタンをクリックします。
寸法属性が解除されます。

寸法線図形を「分解」コマンドで分解すると旧寸法線になり、寸法線と寸法数字に寸法属性が付いた状態となります。
寸法属性を解除したい場合は「旧寸法線の属性変更」コマンドでの『解除』の操作が必要です。