設定方法はいくつかあります。
- 「ハッチング図形」コマンドを使用する
【DRA-CAD9シリーズ以降】
ハッチング図形コマンドを起動し、"塗り"タブの形状指示で「閉領域を検索」とすると塗りたい範囲の中をクリックするだけで自動的に塗れます。
以下の動画も参考になります。
【DRA-CAD8シリーズ以前】
塗りつぶしたい領域を囲んで、塗りつぶしの基点となる辺を指定します。
指定した辺を基点として、新たに閉じたポリラインを作成して、塗りつぶし色をセットします。
「塗りつぶし」コマンドを使用した場合の注意点としては、以下のような項目があります。- 元の図形とポリラインが重なって描かれます
- 指定した点が内部になるように線分の交点を自動検索していくため、線上に端点があるT字 形の場合や端点同士の誤差の関係でうまく検索できないことがあります
- 現在描かれている線分を閉じたポリラインに変換する
「属性設定」コマンドで塗りつぶし色を設定しておきます。
「ポリライン変換」コマンドで線分を閉じたポリラインに変換します。この場合も基点となる 線分から連続する線分を自動検索しますので、他の線分と交差している場合、検索が思い通りに できなかったり、失敗したりすることがあります。
ただ、「詳細設定」で、「検索時の比較属性」を設定できるので「塗りつぶし」コマンドに比べると柔軟な線分検索が可能です。
DRA-CAD5以降から「ポリライン変換」コマンドに『一括変換』チェックボックスがつきました。
『一括変換』と『図形を閉じる』チェックボックスの両方にチェックを入れて塗りつぶしたい図形を選択すると、閉じた領域を自動検索して閉じたポリラインに変換します。
- 閉じたポリラインを作図する
「属性設定」コマンドで塗りつぶし色を設定しておきます。
「作図」の「ポリライン」で塗りつぶしたい部分をトレースするように、ポリラインを作図します。
最後に右クリックしてメニューを出し「図形を閉じる」を選択すると閉じたポリラインが作成されます。
自分の思い通りの形に塗りつぶすことができます。