面を塗りつぶしたい [文書番号 : DRA00330]

概要
面を塗りつぶす方法について複数の方法を解説しています。
解説
塗りつぶしは閉じたポリラインに設定できる属性です。
設定方法はいくつかあります。
  • 「ハッチング図形」コマンドを使用する

    【DRA-CAD9シリーズ以降】
    ハッチング図形コマンドを起動し、"塗り"タブの形状指示で「閉領域を検索」とすると塗りたい範囲の中をクリックするだけで自動的に塗れます。

    以下の動画も参考になります。

    【DRA-CAD8シリーズ以前】
    塗りつぶしたい領域を囲んで、塗りつぶしの基点となる辺を指定します。
    指定した辺を基点として、新たに閉じたポリラインを作成して、塗りつぶし色をセットします。
    「塗りつぶし」コマンドを使用した場合の注意点としては、以下のような項目があります。
    • 元の図形とポリラインが重なって描かれます
    • 指定した点が内部になるように線分の交点を自動検索していくため、線上に端点があるT字 形の場合や端点同士の誤差の関係でうまく検索できないことがあります
    比較的交点がはっきりしている単純な図形であれば、問題なく塗りつぶすことができます。

  • 現在描かれている線分を閉じたポリラインに変換する

    「属性設定」コマンドで塗りつぶし色を設定しておきます。
    「ポリライン変換」コマンドで線分を閉じたポリラインに変換します。この場合も基点となる 線分から連続する線分を自動検索しますので、他の線分と交差している場合、検索が思い通りに できなかったり、失敗したりすることがあります。
    ただ、「詳細設定」で、「検索時の比較属性」を設定できるので「塗りつぶし」コマンドに比べると柔軟な線分検索が可能です。




    DRA-CAD5以降から「ポリライン変換」コマンドに『一括変換』チェックボックスがつきました。
    『一括変換』と『図形を閉じる』チェックボックスの両方にチェックを入れて塗りつぶしたい図形を選択すると、閉じた領域を自動検索して閉じたポリラインに変換します。



  • 閉じたポリラインを作図する

    「属性設定」コマンドで塗りつぶし色を設定しておきます。
    「作図」の「ポリライン」で塗りつぶしたい部分をトレースするように、ポリラインを作図します。
    最後に右クリックしてメニューを出し「図形を閉じる」を選択すると閉じたポリラインが作成されます。
    自分の思い通りの形に塗りつぶすことができます。
補足
塗りつぶしを削除する場合は、「属性変更」で「塗りつぶし色」を「なし」にします。
ポリラインごと削除したい場合は、あらかじめ元図とは別のレイヤで塗りつぶしておけば、後の編集が容易です。レイヤの表示非表示を切り替えることによって、元図は残したまま塗りつぶしが設定してあるポリラインだけを削除することができます。
塗りつぶし同士を重ねる場合、塗りつぶしと文字を重ねる場合は、手前に表示したい塗りつぶしや文字に小さいレイヤ番号をセットします。レイヤ1番が最上、レイヤ200番が最下になります。
※DRA-CAD4、DRA-CAD4LEは、レイヤ255番、DRA-CAD5以上はレイヤ256番が最下となります。
関連文書
DRA00039 塗りつぶしを行った図面を印刷プレビューで確認したら、真っ黒に表示される
DRA00145 「塗りつぶし」でドーナツ型に中を空けたい(DRA-CAD4以前)
DRA00003 塗りつぶしが印刷されない
DRA00013 塗りカラーの解除または変更について



文書情報

製品カテゴリ: DRA-CAD 最終更新日: 2019-08-06
バージョン: DRA-CAD[All],
文書番号: DRA00330
分類: 便利な使い方


kozoStation オンライン販売 ソフトウェアのご購入は、オンライン販売からご購入ができます。オンライン販売では、10%OFFでご購入ができます。