DirectX 9の技術を利用することで、従来の描画方法(GDI)より高速な描画が可能になりますが、以下の事柄に注意してください。
1) 描画順について
レイヤ順で描画されます。同一レイヤ内では下記の順で上から描画されます。
① 点、マーカー、ライト、カメラ
② 線分
③ 文字
④ 塗図形
⑤ 画像、OLE図形
また、パッケージ内のレイヤ順は考慮されません。
パッケージ内部の図形要素はパッケージと同じレイヤ番号と判断し、パッケージの内外に関係なく上記①~⑤の順に描画されます。
2) 画像の描画について
画像は縦横大きいほうに合わせて固定サイズ(512 ピクセル)に変換し、描画されます。
3) メタファイル、OLE図形の描画について
メタファイル、OLE図形は内部で画像に変換して描画されます。
4) 線種、線幅の描画について
線幅は常に1ドットで描画されます。
線種は常に出力サイズで描画されます。
5) 文字の描画について
文字は内部的に線分化(拡張ポリライン)して描画されるため、滑らかな表示にはなりません。
6) レイアウトの描画について
レイアウトは従来の描画方法(GDI)で描画されます。