極脆性柱(破壊タイプ:CSS)、極脆そで壁付柱(破壊タイプ:CWSS)について
スリット補強や巻き立て補強等の検討に構造スリットの配置が必要となる場合は
通常開口の 開口タイプ 1~7、21~27 の利用をご検討ください。
スリット状の開口を任意の位置、高さに配置できます。
補強のため極脆性柱に構造スリットを設けうちのり高さを大きくしたいです。 [文書番号 : DOCR00802] 概要
通常開口の開口タイプ 1~7、21~27によりスリット状の開口を任意の位置、高さに配置できます。 回答
極脆性柱(破壊タイプ:CSS)、極脆そで壁付柱(破壊タイプ:CWSS)について スリット補強や巻き立て補強等の検討に構造スリットの配置が必要となる場合は 通常開口の 開口タイプ 1~7、21~27 の利用をご検討ください。 スリット状の開口を任意の位置、高さに配置できます。 対処方法 入力例をご紹介します。 ※後述の参考文献も合わせてご参照ください。 開口タイプ 3、4 (通常開口)を用いた場合 両側のそで壁端部に開口タイプ 3、4でスリット状の通常開口を設けています。 うちのり高さは中央の開口高さにスリット状の開口高さを加算します。 スリットを任意の位置、高さに配置できます。 【注意点】 意図したうちのり高さとならない場合について 柱に最も近接した開口をうちのり高さとして認識します。 スリット状の開口以外で柱に最も近接している開口、柱型と重っている開口がある場合、該当の開口を優先してうちのり高さと認識している可能性があります。ご注意ください。 【 計算結果の確認方法 】 グラフィック出力 項目:9.3 柱うちのり高さ 項目:10.1 保有性能基本指標 項目:10.2 2次診断グルーピングの結果(2)強度寄与係数 項目:10.4 破壊モード図 項目:11.2 CT-Fグラフ CT-Fグラフの確認方法 [ウインドウ]→[耐震診断]→[C(CT)-Fグラフの表示]より、出力設定を行い[OK]をおしますとグラフが描画されます。 表示画面上で右クリックしますと、ショートカットメニュ-の表示設定より表示を変更できます。 破壊モード図の確認方法 [ウインドウ]→[耐震診断]→[破壊モード図の表示]より破壊モード図をフレーム毎に確認できます。 表示画面上で右クリックしますと、ショートカットメニュ-の表示設定より表示を変更できます。 剛域長さ、開口周比の確認方法 [ウインドウ]→[準備計算結果図の表示]を押しますと画面に結果確認図が表示されます。 画面上で右クリックし、ショートカットメニューより[準備計算結果図の表示設定]を押します。 『表示モード:剛域長・危険断面位置』を選択し[OK]を押します。 計算に考慮した剛域・開口周比を確認できます。 柱耐力の詳細の確認方法 [耐震診断]→[CSV形式ファイルの出力]→[終局強度の個別出力]より 確認する検討方向、柱にチェックを入れ、部材の配置軸を指定し[OK]を押します。 CSV形式の個別出力を確認できます。 【 関連操作 】 開口タイプの指定方法 データ入力条件:壁の入力で[壁形状]を選択された場合 [基本データ入力]→[壁]→[部材形状の入力]より、開口タイプを選択し、開口を指定してください。 データ入力条件:壁の入力で[壁形状2]を選択された場合 [基本データ入力]→[壁]→[部材形状の入力]→〔壁形状2の壁開口(RC、SRC)〕タブより、開口タイプを選択し、開口を指定してください。 内のり高さの直接入力 [耐震診断]→[部材指定]→[柱うちのり高さ直接入力] より、検討方向毎に内のり高さを指定し、該当部材を登録してください。 参考
2017年版既存鉄筋コンクリート造建築物の耐震改修設計指針・同解説 平成29年7月1日2017年改訂版発行 項目:【本文】3.3.7耐震スリット 項目:【解説】2.1.2補強工法の選定 (2)補強工法の概要 (ⅱ)靭性を高める 項目:【解説】3.3.7 耐震スリット(参考として部分スリットについての記載が2017年版より追記されました。) 項目:【解説】3.3.8補強計算例(スリットを用いた補強計算例が記載されています。) 2009年改訂版既存鉄骨鉄筋コンクリート造建築物の改修設計指針 同解説 2009年12月1日2009年改訂版発行 項目:【本文】3.4.5 スリット(本文中に『完全スリット用いることを原則とする。』の記載があります。) 項目:【解説】3.4.5 スリット 項目:【解説】3.5 袖壁付き柱の補強 (2)補強目標に対応した補強方法 (d) DOC-RC/SRC Ver.10 概要編マニュアル 2021年 3月 初刷発行 項目:3.2.5 柱うちのり高さ 関連文書 DOCR00857 プログラムのマニュアルの参照方法を教えてください。文書情報
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