構造計算書の「U-4.3.1 部材の終局強度図 (保有耐力時)」「基礎鉛直バネの復元力特性」に自動設定が
出力されますが、根拠はありますか。
基礎鉛直バネの復元力特性の自動設定値の根拠はなんですか。 [文書番号 : BUS00723] 概要
構造計算書の 「U-4.3.1 部材の終局強度図(保有耐力時)」 「基礎鉛直バネの復元力特性」に 自動設定が出力されますが、根拠はありますか。 質問 構造計算書の「U-4.3.1 部材の終局強度図 (保有耐力時)」「基礎鉛直バネの復元力特性」に自動設定が 出力されますが、根拠はありますか。 回答
保有耐力計算で浮き上がり (鉛直バネ )考慮の場合の、鉛直バネの塑性特性の自動設定値は BUS-5Ver.1テキスト入力編 UFVレコード及びBUS-5Ver.1対話入力編 「支点(鉛直・回転方向)」の 「終局(鉛直)」に記載の省略値のルールで設定されています。 「鉛直剛性」について [許容応力度等]→[保有計算-保有水平耐力計算条件]→[計算条件]の「基本条件」タブで「浮上り考慮」の 場合は、鉛直バネの降伏後の剛性低下をさせなければならないので「鉛直剛性」を与えなければなりません。 「鉛直剛性」の「100000kN/㎝」は十分剛に近いであろうという値を省略値に設定しています。 「圧縮耐力」について 鉛直荷重時の支点反力の 3倍 としていますが、これはBUSが杭や地盤の情報を持っていないためです。 「塑性剛性」について 「塑性剛性」は、支点の降伏後の剛性となっております。 支点が浮上りもしくは圧縮破壊判定となった時点で、支点の剛性を鉛直剛性から塑性剛性とし解析を継続します。 プログラムの仕様上、降伏後の剛性を0(ゼロ)と指定することができません。 そのため、省略値は耐力上昇を抑え、極力完全塑性に近づけるため、『0.01』としております。 不適切と考える場合は、使用者の方の判断で値を変更して下さい。 補足
圧縮破壊が起こる場合は、杭や地盤の終局時支持力に相当するものを入力していただく必要があります。 「引張耐力」は一次設計の「浮上り抵抗重量」の値がそのまま使用されます。ただし、浮上り抵抗力が入力 されている場合はこちらの値が優先されます。 圧縮耐力及び浮上り抵抗力の入力するための操作手順 [構造計算共通条件]→[支点条件]→[支点(鉛直・回転方向)]を選択し、伏図(最下層) またはフレーム図の作業ウィンドウから指定したい支点をクリック、または範囲を マウスでドラッグして囲むと、次のダイアログが表示されます。 支点(鉛直・回転方向)のダイアログの指定方向を指定し、「終局(鉛直)」タブの 各方向の 『圧縮耐力』 及び 『浮上り抵抗力』 を入力してください。 X(Y)方向の設定のチェックボックスをオンとし圧縮耐力及び浮上り抵抗力の 「自動」のチェックボックスをオフ(チェックを外す)としていただくことで入力が 可能となります。 関連文書 BUS00689 「UW6452 UFV. 〇〇フレーム△△軸の基礎の鉛直バネの復元力特性の入力が行われた。」のメッセージBUS00690 「UC6453 UFV. 支点すべてが圧縮耐力に自動計算の数値が使用されている。」の意味について 文書情報
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