はり、柱の鉛直荷重の伝達について [文書番号 : HST00135] 概要
はり、柱の鉛直荷重の伝達についての説明です。 質問 はり、柱の鉛直荷重の伝達について、内部計算で行っている流れやルールを教えて下さい。 回答
壁荷重、床荷重の柱軸力への集計時に、はりや柱の配置が考慮されます。 はりで囲まれた床荷重の荷重伝達方向を考慮して、各はりごとに負担面積を計算し、はり荷重項の形に分割します。はりの床負担範囲は出力「4.11 はりの負担範囲図」で確認することができます。 計算にあたっては大ばり・小ばりの区別はなく、入力で設定したはりの始点・終点から荷重の作用関係を自動的に判別し、下位のはりから上位のはりへ荷重を加算していきます。 このように計算したはり荷重項は、はり断面計算にも使用します。 また、壁荷重は上下のはりの荷重としてはり下階柱節点位置の節点重量に分配し、それぞれの節点重量が柱軸力に加算されます。 壁荷重によるはりの荷重は、はり断面計算の荷重に加算されます。 下階柱抜けとなっている場合は、はりでつながっている隣接柱の距離に反比例して分配します。 詳細は、計算方法は操作・概要編マニュアルを参照して下さい。 参考
操作・概要編マニュアル([ヘルプ]メニューの[操作概要]) P4-27「①鉛直荷重による軸力の算定」 (Ver.6、7ではP4-26「①鉛直荷重による軸力の算定」) 関連文書 HST00102 はり、柱の自重文書情報
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