出力「荷重ケース別節点変位」X、Y、θzから節点水平変位の計算方法について [文書番号 : BUS00380] 概要
出力「荷重ケース別節点変位」X、Y、θzから節点水平変位の計算方法について 説明します。 質問 出力「荷重ケース別節点変位」X、Y、θzから節点水平変位を計算する方法は? 回答
X、Yは、変位前の原点 ( 軸番号1、軸番号101 ) 位置より変位後の
( 軸番号1、軸番号101 ) までのX、Y方向の変位量です。 θzは全体座標系Z軸まわりの回転量です。 θzは、反時計まわりが正の値となります。 したがって、任意位置 ( lx、ly ) での水平変位 ( δx、δy ) は、任意位置での 剛床の変位を ( X、Y、θz ) とすると下式となります。 δx = X - ly x θz δy = Y + lx x θz 計算例モデル 準備計算の内訳出力で剛床変位の出力例 [変位計算例](R階:Dフレーム4軸) 剛床4の剛床変位: X = 0.19587cm、Y = 0.08325cm、θz = 0.000772 とすれば、 Dフレーム4軸節点 ( 1800、1800 ) の水平変位量 δx、δy は Δx = -0.000772 x 1800 = -1.390 Δy = -0.000772 x 1800 = -1.390 δx = X - Δx = 0.19587 - ( -1.390) = 1.586cm δy = Y - Δy = 0.08325 + ( -1.390) = -1.306cm 注:lx、lyは、原点を入力モデルの左下位置とした時の全体座標系でのX座標値、Y座標値です。 計算結果の変位図を3Dで確認 補足
BUS-5 Ver.1.1では、
X、Y、θzは「A-0.4.5 荷重ケース別節点・剛床変位」「・○○荷重時 剛床変位」に出力します。 lx、lyは、「A-0.4.1 節点番号・剛床番号」「a) 節点番号」の座標値です。 文書情報
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