べた基礎に関連する入力項目(荷重拾い含む) [文書番号 : BUS00350]

概要
べた基礎に関連する入力必須項目並びにBUS-3で入力した最下層床・耐圧版データの有無等による荷重拾いについて
解説
===========================================================================
1.
基礎荷重でべた基礎の選択(これが大前提)
2.
最下層の床の配置がある場合にべた基礎、耐圧版の入力があれば耐圧版での荷重拾い、
ここでは、最下層の床のみの配置でもべた基礎の判断が行われる所です。
また、耐圧版の配置は最下層の床配置がないと正しく判断できない現状があります。
3.
基礎接地圧計算用軸力はべた基礎の場合は
(応力図の支点反力)+(有効地反力による基礎ばりのΣQ)+(基礎ばりと最下床構造重量)+ (柱軸力に加算しなかった軸力)が出力されます。 ここに有効地反力とは基礎ばりや最下層床版等の自重を差し引いた地反力をいいます。
柱軸力に加算しない軸力がある場合は、その値も加算して出力します。
===========================================================================
■関連する入力項目
・べた基礎符号(GBS)
・べた基礎構造(KSS)
・基礎小ばり形状(KSB1)
・べた基礎符号配置(GPB)
・べた基礎断面計算位置指定(KD2)
・布基礎生成条件(KC3)

上部構造において最下層に床部材の入力並びに一次設計(応力計算)が 既に済んでいるものとして記述させて頂きます。
①伏図(DS-ST1データ+基礎)を表示する
②[基礎構造]-[基礎符号]-[基礎符号]ダイアログの「べた基礎符号」の必要事項を入 力する。
 ※基礎小ばりを考慮する場合は「べた基礎構造」の入力が必要です。 入力方法は 床構造と同様です。
③[基礎構造]-[基礎符号配置]-[べた基礎の符号配置]により伏図へ②で登録した「べ た基礎符号」を配置する。
④[基礎構造]-[基礎生成条件]-[布基礎生成条件]中の長期、短期支持力度を入力す る。
⑤[計算]-[基礎構造計算]を実行する。
⑥べた基礎断面算定(鉄筋量算定)が行われる。

■布基礎生成条件(KC3)へ支持力度を入力する理由
べた基礎の場合、接地圧比較判定時に布基礎生成条件(KS3コード)
の許容支持力度を考慮します。(マニュアルP.238)
従って布基礎生成条件中の許容支持力度の入力が必要です。

■べた基礎の場合の荷重拾い
BUS-基礎構造のべた基礎符号の配置による荷重拾いは行われません。
BUS-3(上部構造)側での最下層床または耐圧版により荷重が拾われます。
最下層の床の配置がある場合にべた基礎として荷重拾い、
耐圧版の入力があれば耐圧版での荷重拾い、
最下層の床のみの配置でもべた基礎の判断が行われます。
また、耐圧版の配置は最下層の床配置がないと正しく判断できない現状があります。

BUS-3+BUS-基礎構造の入力において、
・最下層に床部材の入力がある場合
 べた基礎接地圧計算用軸力=(応力図の支点反力)+(有効地反力による基礎ばりのΣQ)+ (基礎ばりと最下床構造重量)+(柱軸力に加算しなかった軸力)
・最下層に床部材の入力がない場合
 べた基礎接地圧計算用軸力=(応力図の支点反力)+(有効地反力による基礎ばりのΣQ)+ (柱軸力に加算しなかった軸力)
となります。

「§8.基礎に作用する水平力」項目の基礎総重量は基礎スラブ自体の総重量となり ます。



文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2004-08-02
バージョン: BUS-基礎構造,
文書番号: BUS00350
分類: 操作・入力


kozoStation オンライン販売 ソフトウェアのご購入は、オンライン販売からご購入ができます。オンライン販売では、10%OFFでご購入ができます。