文字の背景を白抜きするような機能はないのか ［文書番号 : DRA00124］
概要
ハッチングしてある図形上や塗りつぶしてある図形上に文字記入する場合、背景を白抜きする方法を解説しています。
解説
- 塗りつぶしを利用する場合
あらかじめ「属性」の「カラー」に”白”を設定しておき、文字の背景に文字がちょうど入る大きさのポリラインのボックスを、そのカラー番号の「カラー」と「塗りカラー」に設定して配置するとあたかも「白抜き文字」の様に表示することができます。
- 背景をクリップ削除する場合
文字の背景に相当する部分を「削除」コマンドの「クリップ範囲内削除」を利用して削除してしまいます。そうすることで文字の背景部分が抜けて表示されます。
- DRA-CAD9シリーズ以降のバージョンを使用する場合
DRA-CAD9シリーズ以降の「文字記入」コマンドや「文字サイズ変更」コマンドダイアログの[オプション]欄に【背景色で塗りつぶし】というチェックが追加されています。
このチェックをONにする事で、文字のバックを背景色で塗り、そこに文字を表示するようになりました。
上の2つの方法を取らなくても、「白抜き文字」の様に表示することができます。
注意
「塗りカラー」を使用する場合は、塗り重ねる順番がレイヤ番号に依存しますので注意が必要です。
また、出力する場合「印刷の設定」の「出力色」が「白黒2値」のときは、何か描かれている部分は全て”黒”で出力されるので「出力色」は「カラー」などの設定にして、白抜き部分が
”白”で出力されるように設定する必要があります。
