「はり右端の長期応力が部材耐力より大きい」のメッセージ
[文書番号 : BUS00298] 概要
質問 保有水平耐力の連続計算において、下記のメッセージがダイアログ上に出力される。
「はり右端の長期応力が部材耐力より大きい」
意味と対処方法を教えてください。
回答
保有水平耐力計算において、「はり右端の長期応力が部材耐力より大きい」のメッセージが出る場合は、はり端部の曲げ終局強度を計算した時に、長期のはり端部モーメントが曲げ終局強度より大きい場合に出力しています。
解析モデルによりメッセージの扱いは違いますが、解析モデル5、6の立体の場合にメッセージを出力し、他のモデルの場合には、長期応力が曲げ終局耐力を超えている場合には、長期で曲げ破壊した段階から計算を開始します。
ここで、RC・SRC壁の付帯ばりの場合には、はりの崩壊は生じないものとして計算しています。したがって、メッセージの出ているはりが、壁付帯ばりの時は計算上の問題は生じません。
しかし、壁付帯ばりではない場合には、はりの終局強度と長期曲げモーメントの確認をお願いいたします。
文書情報
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