Sはり断面計算で軸力を考慮した場合の計算方法 [文書番号 : BUS00261] 概要
Sはり断面計算で軸力を考慮した場合において、軸力の力の方向の違いによる計算式の違いを説明します。 質問 Sはり断面計算で軸力を考慮した場合の計算方法について教えて下さい。 回答
断面計算の書式が軸力を考慮しない書式と同じでわかりずらく申し訳ございません。 FCDレコード(独立水平変位)なのでの設定が適切で、はりに軸力が発生している場合は、 計算結果の「5.3 部材応力表」やBUS-3のメニューの[ウィンドウ][応力図の表示]で 軸力の確認は可能です。 Sはり断面計算においては、通常軸力を考慮しない場合には、σb/fbにより計算を行いますが、 軸力を考慮した場合には、軸力による応力度比が考慮され、圧縮の場合:σb/fb+σc/fcとなります。 また、引張りの場合:σb/fb+σt/ftとなりますので、軸力の力の方向により、軸力の計算部分の許容応力度が違う点に注意してください。 はりの許容軸力を求める際の座屈長さは、強軸ははり軸心間長さ、弱軸は横補剛長さとしています。 レコードの内容はテキスト入力編、対話入力編の入力項目一覧表で当該レコードのページ番号を 参照してください。 補足
BUS-5V1では、 [許容応力度等][許容計算-断面計算][断面計算条件](MC1-6レコード)の 「計算条件(S)」タブの「はりの軸力を考慮するか」 の指定となります。 文書情報
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