自動生成した質量が異常値となる [文書番号 : SNAP00105]

概要
小ばりが不安定構造となっている場合、自動生成した質量が異常値となることがあります。
質問
床重量を入力し質量の生成を行ったのですが、節点の質量がマイナスとなってしまう箇所があります。
仕上荷重、積載荷重は正値で入力しています。質量がマイナスとなるのは何が原因でしょうか。

回答
小ばりに加えられた荷重はテクニカルマニュアルの「6.2.1.5 小ばりの自重 (DL-B)」■小ばりの応力解析
に記載のように大梁上の節点/内部節点を支点とした小ばりのみでの応力解析を行い、支点反力を大梁に
集中荷重として加えます。
そのため、下図のように小ばりが不安定な構造となっていると、支点反力が異常値となり、その支点反力が
集中荷重として大梁に加えられるので、その荷重から生成される質量も異常値となる場合があります。
自動生成した質量が異常値となっている場合、小ばりが不安定構造となっていないかご確認ください。




※「片持ち」は小ばりの応力解析時に支点を固定支持にするかを指定する項目となっています。
 「0:しない」とした場合、支点をピン支持とし、「1:する」とした場合、支点を固定支持とします。





文書情報

製品カテゴリ: SNAP/SNAP-MD 最終更新日: 2023-06-05
バージョン: SNAP[Ver.8x],
文書番号: SNAP00105
分類: 計算方法


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