免震建物の衝突解析 [文書番号 : SNAP00095]

概要
免震建物の衝突解析の方法について解説します。
解説
衝突解析には、指定された変形まで剛性を0とし、指定された変形を超えた場合に剛性を持つ
マルチリニア型弾性モデル(EM0)という復元力特性を使用することでモデル化できます。
下図に衝突解析のモデル化例を示します。


また、擁壁の降伏によるエネルギー吸収を考慮する場合、下図のように衝突バネ部分に
マルチリニア型弾性モデル(EM0)のスプリングとバイリニアスリップ型(SL2)のスプリングを直列に配置し、
マルチリニア型弾性モデル(EM0)は剛性を大きい値とし、バイリニアスリップ型(SL2)に
擁壁の剛性・耐力を設定することで衝突後に履歴ループを描くようになります。



各復元力特性のパラメータの設定などについては、
テクニカルマニュアルの下記項目を参照してください。
「5.1.34 マルチリニア型弾性モデル(EM0)」
「5.1.15 バイリニアスリップ型(SL2)」



文書情報

製品カテゴリ: SNAP/SNAP-MD 最終更新日: 2023-03-09
バージョン: SNAP[Ver.8x],
文書番号: SNAP00095
分類: 操作・入力


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