内観パースをレンダリングすると黒で何も表示されません [文書番号 : DRA00365]

概要
内観パースをレンダリングすると、黒でウィンドウが表示されて何も表示されない場合の原因について説明しています。
原因
主な原因として、
  • ライトが設定されていない
  • ライトの位置がおかしい
  • カメラの設定(視点・注視点位置)が光があたっていない部分を見ている
  • フォグが設定されている
などの場合が考えられます。
解説
◆ライトが設定されていない
  • DRA-CAD for Windowsでは、何もライトが設定されていない場合は自動で平行光源は設定されますが、光が外部から入ってこないモデル(4面、上部が壁、天井で閉めきられている)の内観パースの場合、室内にライトがなければ建物の外にいくらライトを設定しても内部に光が届きません。
    内観パースを作成する場合は、室内にライトの設定でスポット光源または、点光源を設定してください。
◆ライトを設定しているが、真っ黒でレンダリングされてしまう
  • ライトの位置を確認します(表示を立面すると、位置が確認しやすくなります)。
    ライトの位置が壁にピッタリついている場合や壁の中に設定されている場合は、室内は明るくレンダリングされません。
◆ライトが正常な位置にあるにも関わらず、真っ黒でレンダリングされてしまう
  • ライトの設定を確認します。
    強度の数値が「0.0」になっている場合や拡散光が「」(R=0,G=0,B=0)で設定されている場合も同様に黒でレンダリングされます。
    ライトの強度は通常、「0.0〜1.0」の間で設定します。拡散光は、設定した光源の光の色です。
    例えば、蛍光灯などは「白」、白熱灯は少し黄色やオレンジがかった白を設定するとそれらしく見えます。

    ※設定したライトが非表示レイヤになっている場合も、ライトの計算はされない為に黒でレンダリングされてしまいます。
◆ライト以外の原因で「黒」や「グレー」でレンダリングされる場合
  • パースの視点を確認します。
    視点の位置が壁の中や室外にある場合、室内は黒やグレーでレンダリングされます。
    「表示」メニューの【3次元ダイアログ表示】コマンドの[位置]のタブで視点、注視点を確認することができます。
    カメラコマンドで、視点・注視点を設定している場合は、平面表示をすることによって視点の位置が確認しやすくなります。

  • フォグ設定が有効になっていないか確認します。
    フォグかかる部分が手前に設定されている場合、設定されたフォグ色(初期値の色はグレー)でレンダリングされます。
    有効にチェックが入っている場合は、チェックをはずしてからレンダリングを実行します。
関連文書
DRA00265 内観パースの視点、注視点の指定方法
DRA00290 影の濃さを設定したい(ライトの設定)
DRA00474 レンダリング時に自動的に設定されるライトについて



文書情報

製品カテゴリ: DRA-CAD 最終更新日: 2002-03-11
バージョン: DRA-CAD[ver.3.x],DRA-CAD4,
文書番号: DRA00365
分類:


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