2次元で作図した線分やポリラインが、ストレッチコマンドでZ軸方向にうまくストレッチできない [文書番号 : DRA00324]

概要
2次元で作図した線分やポリラインが、ストレッチコマンドでZ軸方向にストレッチできない原因と操作について説明しています。
原因
2次元で作図した線分やポリラインデータは各頂点毎に高さ(Zの値)を持っているのではなく、各線分自体が高さと厚みの情報を持っています。
そのため、ストレッチコマンドでどれかの頂点をZ軸方向にストレッチしようとしても、選択した図形の頂点だけが移動するのではなく、その図形全体が移動します。

編集メニューの【図形のプロパティ】コマンドをで図形を選択すると、その図形が2次元図形か3次元図形かを確認することができます。
2次元図形の場合には『線分』『ポリライン』等と表示されます。
操作
2次元の線分やポリラインを3次元のデータに変換する為には、「3次元変換」コマンドを使用します。
  • 線分操作→「3次元変換」コマンドを実行します。
  • 変換する図形を選択します。
3次元変換を行うことにより、線分は「3D線分」に、ポリラインは「3Dポリライン」に変換され、【ストレッチ】コマンドで選択した図形の頂点がZ軸方向にも移動して変形できるようになります。
補足
2次元で作成された線分やポリラインでも、3次元化コマンド(「立て起こし」や「引き伸ばし」など)で図形を編集すると、自動的に3D線分や3Dポリラインに変換されます。

◆3Dポリラインについて
ポリラインは、連続した複数の線分を一つのかたまりとして扱うデータの単位です。

【閉じていないポリライン】
面ではないので、塗りつぶしたりすることができません。連続線として表現されます。

【閉じているポリライン】
「ポリゴン」としてモデルを構成する最小単位となります。
「ポリゴン」(閉じたポリライン)として作成された面は、塗りつぶしたり、隠面除去することができます。



文書情報

製品カテゴリ: DRA-CAD 最終更新日: 2000-12-08
バージョン: DRA-CAD[ver.3.x],
文書番号: DRA00324
分類:


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