DRA-CAD for Windowsでは図形を選択する場合に、クリックした点から一定範囲の図形だけを検索することで処理の効率化・高速化を図っています。
したがって、その検索する範囲の値がおかしい場合にうまく選択やスナップすることができなくなります。

もし選択モードが【単一選択】で、図形選択がうまくできなくなってしまった場合以下の設定を確認してください。

• 「環境設定」コマンドを実行します。
  
• 「操作」タブの《検索範囲(ドット)》の数値を確認します。
  初期値は『30』で設定されていますが、値が『0』になっている場合や極端に数値が小さい、 または、「-(マイナス)」の数値になっている場合には、うまく選択やスナップすることができなくなります。
  その場合には適切な数値に変更します。

◆検索範囲 (ドット)
「図形にスナップする」または「単一図形で選択」など図面内から、図形を探し出す(検索する)時のマウス指示点からの距離を画面のドット数で設定します。
あまり小さな範囲を設定すると、選択しにくくなります。逆にあまり大きな値にすると選択するのに時間がかかる(反応が遅く感じる)ようになります。これらはトレードオフの関係にありますので、何度か設定値を試してみて自分の操作感にあう数値を設定することをお勧めします。