Visual Studio Express 2013 for Windows Desktopにおけるデバッグ方法 [文書番号 : DRA00891]

概要
DRA-CAD11シリーズよりVisual Basic .NETによるオプションコマンドの開発が可能となりました。 現在マイクロソフト社で提供されていますVisual Studio Express 2013 for Windows Desktopでデバッグする方法につきまして、説明いたします。
操作
  1. スタートメニューから[Visual Studio 2013]→[VS Express 2013 for Desktop]を選択します。
  2. メニューの[ファイル]→[プロジェクトを開く]で01.BSBoxV5\BSBoxV5.NET\BCommand.slnを開きます。
  3. 「プロジェクトとソリューションの変更をレビュー」というダイアログが表示されますので、初期値のまま(設定を変更しないで)[OK]ボタンをクリックします(図1)

  4. 図1 プロジェクトとソリューションの変更をレビューダイアログ
  5. メニューの[プロジェクト]→[BCommandのプロパティ]→[コンパイル]タブにある構成が「アクティブ(Debug)」になっていることを確認します
  6. メニューの[ビルド]→[ソリューションのリビルド]を実行し、dllファイルが作成されたことを確認します
  7. UserCmd.vbを開き、InitCommand関数の1行目、「m_BComDlg = New BComDlg」にブレークポイントを設定します
  8. スタートメニューから[DRA-CAD12 (32bit)]→[DRA-CAD12 (32bit)]または[DRA-CAD12 (64bit)]→[DRA-CAD12 (64bit)]を選択します。
  9. DRA-CADボタンから[設定]→[ポップアップメニューの設定]を起動し、作成したBsBoxV5Netをコマンド登録し、一度コマンドを起動します
  10. メニューの[デバッグ]→[プロセスにアタッチ]を選択します(図2)

  11. 図2 [プロセスにアタッチ]メニュー
  12. 「プロセスにアタッチ」ダイアログで[選択可能なプロセス]でDRAWIN.exeを選択して[アタッチ]ボタンをクリックします(図3)

  13. 図3 [プロセスにアタッチ]ダイアログ
  14. BsBoxV5Netコマンドを起動しますと、先程設定したブレークポイントで実行が止まります
注意


図4 ブレークポイントは、現在の設定ではヒットしません。

ブレークポイント上で、「ブレークポイントは、現在の設定ではヒットしません。このドキュメントのシンボルが読み込まれていません。」と表示される場合(図4)は、メニューの[デバッグ]→[すべてデタッチ]をして実行を中止した後、BsBoxV5Netコマンドを起動した後、再度[プロセスにアタッチ]するとブレークポイントが正しく動くようになります。

※一度コマンドを起動しないとブレークポイントを動作させることができません。

補足
  1. Windows7での方法となります。その他のOSでは適宜読み替えてください。
  2. Visual Studio Express 2013 for Windows Desktop は以下のページよりダウンロードし、インストールをお願いします。
  3. [Microsoft Visual Studio Express 2013 for Windows Desktop | Microsoft Visual Studio] http://www.visualstudio.com/downloads/download-visual-studio-vs
  4. 本説明ではオプションコマンド開発キットの「SampleV5」にあります「01.BSBoxV5」を使って説明しています。



文書情報

製品カテゴリ: DRA-CAD 最終更新日: 2019-10-30
バージョン: DRA-CAD12 plus LE,DRA-CAD12 plus,DRA-CAD12LE,DRA-CAD12,DRA-CAD11 plus LE,DRA-CAD11 plus,DRA-CAD11LE,DRA-CAD11,
文書番号: DRA00891 バージョンの制限: DRA-CAD11シリーズ以降
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