DB6.3.2.6以前のバーションで作成された基礎構造データをDB6.4.0.0以降のバージョンで読込んだ場合のデータ変換について [文書番号 : BUS00870] 概要
DB6.3.2.6以前のバージョンで作成された基礎構造データをDB6.4.0.0以降のバージョンで読込んだ場合のデータ変換について 質問 DB6.3.2.6以前のバージョンで作成された基礎構造データをDB6.4.0.0以降のバージョンで読込んだ際、DB6.4.0.0以降のバージョン用にデータ変換が行われているようですが、データ変換で失われるデータなどはないでしょうか? 回答
BUS-基礎構造はVer.3.1からVer.4にバージョンアップするに当たり、入力レコードおよび項目を大幅に見直し、レコードの統合やレコード間における入力項目の移動等を行っております。 ※テキスト入力の変更点に関しましては、DB6.4.0.0以降のBUS-基礎構造Ver.3.1テキスト入力編PDFマニュアルでご確認ください。 統合などの影響により、データ変換時に失われるデータは次のとおりです。
一つの架構に対し、異種の基礎形式を併用することは稀であるため、独立フーチング基礎生成条件(KS2レコード)の地盤支持力度と布基礎生成条件(KS3レコード)の地盤支持力度を、基礎応力計算条件(杭反力、接地圧、設計用応力)(KC2レコード)の直接基礎の地盤支持力度に統合しました。
それに伴い、DB6.3.2.6以前に作成されたデータの独立フーチング基礎生成条件(KS2)の地盤支持力度は、基礎応力計算条件(杭反力、接地圧、設計用応力)(KS2レコード)の地盤支持力度に変換されます。 ※独立フーチング基礎生成条件(KS2レコード)の入力がない場合は、布基礎生成条件(KS3レコード)の地盤支持力度が、基礎応力計算条件(杭反力、接地圧、設計用応力)(KC2レコード)の地盤支持力度に変換されます。 このため、独立フーチング基礎生成条件(KS2レコード)の入力がある場合には、布基礎生成条件(KS3レコード)の地盤支持力度のデータは失われます。 以下の入力メニューで、地盤の支持力度が適当か確認を行ってください。
DB6.3.2.6以前において、両方向布基礎に対して方向ごとに異なる支持力度を入力していた場合、Y方向の支持力度の入力値は反映されず、X方向の支持力度のみが有効となっていましたが、DB6.4.0.0以降より方向ごとの支持力度の入力が有効となりました。なお、柱支配面積における接地圧と比較判定を行う際は、各方向で最小となる支持力値に対して比較判定します。
このため、DB6.3.2.6以前で無効であったY方向へ配置された支持力度は、データ変換で失われます。 以下の入力メニューで、個別指定された地盤支持力度が適当であるか確認を行ってください。
また、DB6.4.0.0以降、地盤支持力度のデータに層の情報が付加されました。 データを変換する際、支点の有無に従って層の情報を付加するため、支点ではない節点にデータが入力されていた場合、データ変換後、そのデータは失われます。 これは、DB6.4.0.0以降から層の情報が付加された以下のレコードについても同様です
DB6.3.2.6以前は、基礎構造計算用の基礎下端レベル(KC2レコード)と、基礎寸法自動計算用の基礎下端レベル (KS2レコード、KS3レコード)の入力がありましたが、各計算に使用される基礎下端レベルが、どの項目のものであるか不明となるため、基礎計算条件(KC2レコード)の基礎下端レベルと、独立フーチング基礎生成条件(KS2レコード)、布基礎生成条件(KS3)の基礎下端レベルを統合しました。
このため、独立フーチング基礎生成条件(KS2レコード)、布基礎生成条件(KS3レコード)の基礎下端レベルは失われます。 以下の入力メニューで、基礎下端レベルが適当か確認を行ってください。
一つの架構に対し、異種の基礎形式を併用することは稀であるため、基礎計算条件(KC2レコード)の杭基礎の曲げモーメントの処理・分配率と、独立フーチング基礎の曲げモーメントの処理・分配率を基礎応力計算条件(杭反力、接地圧、設計用応力)(KC2レコード)の曲げモーメントの処理・負担率に統合しました。 DB6.4.0.0以降のバージョンで読込む際、DB6.3.2.6以前に作成されたデータの基礎計算条件(KC2レコード)の曲げモーメントの処理・分配率は、基礎応力計算条件(杭反力、接地圧、設計用応力)(KC2レコード)の曲げモーメントの処理・負担率に変換されます。 このため、基礎計算条件(KC2レコード)の独立フーチング基礎の曲げモーメントの処理・負担率は、失われます。 以下の入力メニューで、曲げモーメントの処理・負担率が適当か確認を行ってください。
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