SRC造建物にS造はりがある場合の取り扱い [文書番号 : BUS00847]

概要
SRC造3次診断でF値計算時の注意点について記載します。
現象
下記の①かつ②の場合に該当します。
①SRC造柱にS造はりが接続している場合
②柱の破壊モードがはり支配型の場合
詳細
破壊モードがはり支配型の場合、はりのsMo/MoにてF値を計算しますが、
S造はりの場合、sMo/Mo = 0.0 として計算を行います。

一般にS造は靭性があるので、F値は大きく取れると思いますが、
幅厚比が大きい部材は局部座屈するので、靭性が大きくない場合もあります。
このため、安全側のF値としています。

DB6.2.0.5以降、該当部材には下記メッセージが出力されます。

・×階□方向□加力○フレーム○軸の柱に集まるはりがS造なのではりのsM0/M0を0としてF値計算を行います。
注意
S造はりはSRC造耐震診断基準の適用の範囲外ですので、診断者の判断で適切なF値を直接入力してください。



文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2009-09-14
バージョン: DOC-3次診断[Ver.3.x],
文書番号: BUS00847
分類: 計算方法


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