DB6.2.0.0とそれ以前バージョンで「立体モデルのはり・柱塑性化モデル」設定の
「危険断面位置と剛域は別」におけるプログラム解析エンジン内の仕様変更が行
われました。
DB6.1.0.2以前は、柱・はりがMSモデル、壁がM-Φ(曲率)関係から軸ばねの降伏状態
を判定するモデルと、それぞれ違うモデルを採用しておりました。
壁に採用していたM-Φ(曲率)関係モデルの不釣合力処理の過程で節点変位
と部材変形(軸歪度)が適合しなくなるケースがあることが判明したため、
DB6.2.0.0から、柱・はりのモデルと壁のモデルをMSモデルに統一し、収束計算
の精度が上がるモデル化に変更しました。
そのため、以前のバージョンとの解析結果に相違が生じる可能性があります。
計算結果としては、現在の設定の方が適切なモデルであると考えられます。