保有水平耐力の解析モデルの一部変更について [文書番号 : BUS00829]

概要
Ver.1.0.0.18(DB6.2.0.0)より、「立体モデルのはり・柱塑性化モデル」設定の「危険断面位置と剛域は別」
におけるプログラム解析エンジン内の仕様変更が行われました。
解説
DB6.2.0.0とそれ以前バージョンで「立体モデルのはり・柱塑性化モデル」設定の
「危険断面位置と剛域は別」におけるプログラム解析エンジン内の仕様変更が行
われました。

DB6.1.0.2以前は、柱・はりがMSモデル、壁がM-Φ(曲率)関係から軸ばねの降伏状態
を判定するモデルと、それぞれ違うモデルを採用しておりました。
壁に採用していたM-Φ(曲率)関係モデルの不釣合力処理の過程で節点変位
と部材変形(軸歪度)が適合しなくなるケースがあることが判明したため、
DB6.2.0.0から、柱・はりのモデルと壁のモデルをMSモデルに統一し、収束計算
の精度が上がるモデル化に変更しました。

そのため、以前のバージョンとの解析結果に相違が生じる可能性があります。
計算結果としては、現在の設定の方が適切なモデルであると考えられます。

補足
「危険断面位置と剛域は別」の解析方法を選択する方法

[許容応力度等]→[保有計算-保有水平耐力計算条件]→[解析条件等] の上段にあります「解析モデル」
の中の「立体モデルのはり・柱塑性化モデル」 の設定で、「危険断面位置と剛域は別」 を選択すると
収束しやすいモデルで解析が行えます。



文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2009-04-01
バージョン: BUS-5[ver1.x],
文書番号: BUS00829 バージョンの制限: Ver.1.0.0.18(DB6.2.0.0)以降
分類: 計算方法


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