保有水平耐力の 荷重-変形曲線と限界層間変形角で採用される変位位置について [文書番号 : BUS00797] 概要
保有水平耐力の 荷重-変形曲線と限界層間変形角の判定で、採用されている変位位置について、説明いたします。 解説
・荷重-変形曲線のプロットに用いる変位位置 質量重心 (主剛床の重心 )位置のプロットになります。 ・限界層間変形角の判定に用いる変位位置 主剛床・多剛床・独立水平変位 (独立剛床)の各重心位置で最大層間変形角となる重心の変位で判断しています。 よって、独立水平変位の場合は、指定された節点の変位も判断の対象になります。 補足
・主剛床の平面的な位置が、上下階でずれているときに、ヒンジの発生状態によっては、層間変形角が負になる場合があります。 ・限界層間変形角の判定は、建物全体の各剛床で最大変形角となる変位で判断するため、質量重心位置の変形角が、指定の限界層間変形角に達する前に、独立水平変位を指定した節点に繋がっている柱の変形角が先に限界層間変形角に達してしまうと、そこで解析を終了してしまいます。 この時は、「U-5.6.4最終ステージの重心位置の変位」の変形角が指定した限界層間変形角にはなりません。 文書情報
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