「Dランク部材にA~Cランク部材をα倍して加える」でα=0.7の根拠 [文書番号 : BUS00786]

概要
財団法人 東京都建築士事務所協会「建築構造設計指針(2001年版)」によります。
質問
[許容応力度等][保有計算-保有耐力計算条件][計算条件](UCC,UCOレコード)の
「計算条件」タブで
「脆性部材を含むQuの算定法」でデフォルトが
「Dランク部材にA~Cランク部材をα倍して加える」で
α値が0.7となっていますが、根拠を教えてください。
回答
財団法人 東京都建築士事務所協会「建築構造設計指針(2001年版)」改訂6版(2002/3/10)
 「6-5-7構造特性係数(Ds)の決定 (5)フレームの種別の算出」P233
に対応する機能で、
同指針は
RC耐震診断基準(日本建築防災協会 平成2年改訂版)の「3.2 保有性能基本指標Eo」にある、
せん断柱、せん断壁の強度寄与係数α値(0.7)を参考にしています。

ただし、新しい「2007年版建築物の構造関係技術解説書」などでは
まず、
[許容応力度等][保有計算-保有耐力計算条件][計算条件](UCC,UCOレコード)
「計算条件」タブで
「終局時判定条件」を
「層間変形角または脆性破壊の発生」とし
「脆性部材を含むQuの算定法」を
「Dランク部材にA~Cランク部材をα倍して加える」とし
αは1.0にするのが、よいかと思います。
今後、省略値もこのように変更する予定でございます。



文書情報

製品カテゴリ: BUS-6/5 / 基礎構造 / COST 最終更新日: 2012-03-23
バージョン: BUS-5[ver1.x],
文書番号: BUS00786
分類: その他


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